BCリーグでは、6月度のリーグ月間MVP受賞選手を発表。投手部門では星野真澄選手(信濃グランセローズ)が、野手部門では竜太郎プレーイングコーチ(信濃)が選ばれた。また、投手部門で南和彰(石川ミリオンスターズ)、野手部門では青木智史(新潟アルビレックスBC)がそれぞれ前期のリーグMVPを受賞した。
○6月度リーグ月間MVP
【投手部門】星野真澄(信濃グランセローズ)初
       4試合(34回) 3勝(完投3) 防御率1.59 26奪三振
<プロフィール>
1984年4月4日、埼玉県出身。埼玉栄高、愛知工大、バイタルネットを経て今季、信濃に入団。バイタルネット時代には日本選手権に出場した。140キロ台のストレート、カットボール、チェンジアップはいずれもキレ味抜群だ。開幕前から即戦力として期待されたサウスポー。現在はチームトップ(リーグ3位)の6勝を挙げ、通算奪三振81はリーグ2位を誇る。今や、左のエースとしてチームを牽引。自身の目標は15勝だ。181センチ、72キロ、左投左打。


【野手部門】竜太郎(信濃グランセローズ)2度目
        14試合51打数25安打 打率.490 本塁打3 打点5
<プロフィール>
1976年6月8日、大阪府出身。松商学園高から明治大学へ。明大では1年時から主軸を務め、4年時には主将として春季リーグ優勝に貢献した。ヤマハを経て2002年、ドラフト6位でオリックスに入団。04年には3割2分5厘をマークし、将来を嘱望される。しかし、翌年に新規参入の東北楽天へ移籍すると、出場機会が減少。07年オフに戦力外通告を受ける。NPB復帰を目指し、昨季より信濃のプレーイングコーチに就任。現在は主砲としてチームを牽引している。180センチ、78キロ、右投左打。


○前期リーグMVP
【投手部門】南和彰(石川ミリオンスターズ)初
        15試合(115回2/3) 11勝3敗(完投9) 防御率1.79 91奪三振
<プロフィール>
1981年8月27日、兵庫県出身。神港学園高から福井工大へ。福井工大時代には北陸大学野球リーグで24連勝をマークし、通算32勝を挙げる。最優秀選手賞1回、敢闘賞2回、ベストナイン2回。2004年、ドラフト8巡目で指名を受け、巨人に入団した。sひかし、3年目のオフに戦力外通告を受ける。07年には米独立リーグでチーム最多の11勝をマークし、チーム最優秀投手賞を獲得する活躍を見せた。石川に入団した昨季は27試合に登板し、15勝5敗1セーブ、防御率1.45で最多勝に輝いた。今季もリーグ最多の11勝を挙げ、通算奪三振93もリーグトップを誇る。


【野手部門】青木智史(新潟アルビレックスBC)2度目
        36試合142打数49安打 打率.345 本塁打11 打点33
<プロフィール>
1979年9月10日、神奈川県出身。小田原高時代は甲子園に出場しなかったものの、走攻守三拍子揃った逸材として、ドラフト6位で広島に指名され、将来を嘱望される。しかし、ケガが多く、1軍での出場機会がないまま2000年オフに戦力外通告を受ける。その後渡米し、3年間メジャーリーグのトライアウトを受け続ける。03年にようやくシアトル・マリナーズ1Aと契約するも、その年限りで解雇され、その後は豪州のセミプロチームや米独立リーグなどを渡り歩く。05年に帰国し、ウェルネス魚沼へ。同チームが休部したのを機に創設されたセガサミーで07年までプレーした。昨季、球団トライアウトを経て新潟に入団し、打の大黒柱としてチームを牽引。本塁打王にも輝いている。今季よりコーチを兼任。現在、本塁打(11本)、打点(33)はリーグトップを誇っている。187センチ、95キロ、右投右打。