ニューヨーク・メッツの高橋建投手が25日、約2カ月ぶりにメジャーリーグに復帰した。同日行われた本拠地のフィラデルフィア・フィリーズ戦からベンチ入りした高橋は2−5とリードされた6回から2番手として登板。2四球にヒットも絡んで1死満塁のピンチを迎えたが、後続を断ち、ゼロで切り抜けた。続く7回は1死をとったところで交代し、1回3分の1を投げて1安打無失点の内容だった。
 今季よりメジャーリーグに挑戦している高橋はマイナー契約から昇格をつかみ取り、5月に初登板。日本人選手としては史上最年長デビュー(40歳)を果たした。その後も中継ぎとして15試合に登板し、0勝1敗、防御率3.00の成績を残していたが、6月にマイナーに降格していた。マイナーでは先発も経験し、18試合で1勝3敗、防御率2.38だった。

 また同日、カンザスシティ・ロイヤルズの藪田安彦投手が今季初めてメジャーに昇格した。薮田は昨季、ロイヤルズで31試合に登板して1勝3敗、防御率4.78の成績で、今季は開幕からマイナー暮らしが続いていた。