高知ファイティングドッグスは14日、5年ぶりに現役復帰し、8月に入団した元ヤンキース・伊良部秀輝投手との契約解除を発表した。故障で今シーズン中の登板が難しいため。今季、米独立リーグのロングビーチ・アーマダで現役復帰した伊良部は、NPBへの再挑戦を目指し、高知入りを決めた。アイランドリーグでは2試合に先発し、勝敗はつかず、防御率5.25の成績だった
 リーグにかつてない風を起こした男が、嵐のように去っていく。伊良部本人のブログによると、故障が出たのは先週の7日。投球練習の際に、右手の親指にしびれるような痛みを感じたという。その後、診察の結果、腱鞘炎で全治3週間と判明した。

 高知は来週22日に後期日程を終える予定で、シーズン終了には間に合わない。当初は10月に行われる宮崎の秋季教育リーグ(みやざきフェニックス・リーグ)でリーグ選抜メンバーの一員として参加するプランもあったが、「3週間ノースローだとすぐに投球することは出来ず、ゲームで投げられる体を作り直すのにもう3週間から1ヶ月かかってしまいます」とのことで、退団を決意した。

 伊良部は今後、自宅のある米国に戻り、治療に専念。回復具合をみて、可能であれば現役を続ける意向だ。結果は出なかったものの、140キロ超の豪速球は選手たちをうならせた。ビッグネームの登場に、登板試合はいずれも1000人を超す観客が詰めかけた。関連グッズも飛ぶように売れた。リーグ、球団サイドとしてはチームの戦力のみならず、集客面でも“伊良部効果”に期待していただけに、なんとも残念な退団となってしまった。

◇9月14日(月)
 大津、2戦連発が貴重な決勝弾(愛媛3勝3敗、西条ひうち、138人)
徳島インディゴソックス   0 = 000000000
愛媛マンダリンパイレーツ 1 = 00001000×
勝利投手 近平(10勝7敗)
敗戦投手 大川(2勝9敗)
セーブ   浦川(4勝6敗5S)
本塁打   (愛)大津9号ソロ

<順位表> 勝  負  分  勝率   差  残
1.高知   17 10  6  .630       7
2.香川   17 11  5  .607  0.5  7
3.長崎   15 13  4  .536  2.0  8
4.福岡   17 16  1  .515  0.5  6
5.徳島   11 19  5  .366  4.5  5
5.愛媛   11 19  3  .366    0  7

<雨天中止分の試合日程を追加>

 四国・九州アイランドリーグは、雨天中止になった福岡−長崎戦の代替試合を下記の通り、実施すると発表した。なお、この試合は入場無料となる。
・9月16日(水)
鳥栖市民球場       福岡−長崎 13時

<9月15日(火)の予定> ( )内は予告先発
高知球場        高知(吉川)−香川(福田) 10時
高知球場        高知(山中)−香川(松居) 第1試合終了30分後