高知ファイティングドッグスから2007年に千葉ロッテに入団した角中勝也外野手が15日、今季初の1軍出場選手登録を果たした。同日行われた埼玉西武戦(千葉マリン)では早速、9番・レフトで先発出場。5回の第2打席に3塁打を放って、一時は勝ち越しとなるホームを踏むなど、3打数1安打1四球の内容だった。試合はロッテが2−3で敗れた。
ファームで結果を残していた角中にとっては、ようやく巡ってきた機会だ。今季は主に2軍のトップバッターとして66試合に出場。打率.301、3本塁打、22打点の成績を残している。今回は外野手のサブローが左太ももを痛めて登録抹消されたことにより、1軍へのキップをつかんだ。角中はルーキーイヤーの07年7月に初昇格し、リーグ出身の福岡ソフトバンク・西山道隆(元愛媛)からNPB初安打を記録した。2年目の昨季は4月に1軍へ上がり、リーグ出身者初のNPB初本塁打を放っている。
昇格即スタメンとなったこの日は5回、西武のエース・涌井秀章からファールで粘った末に145キロの内角ストレートをセンターに運ぶ。打球が外野を転がる間に角中は一気に3塁を陥れた。6回の打席でも涌井に8球投げさせて四球を選ぶなど、2度の出塁。ロッテはボビー・バレンタイン監督の今季限りでの退任が決まり、来季から新体制で出直しをはかる。チームのクライマックスシリーズは絶望な状況だが、3年目の角中にとっては来季に向け、大切なアピールの場になる。
◇9月15日(火)
吉川、完封でリーグトップ13勝目(高知2勝2敗1分、高知、197人)
香川オリーブガイナーズ 0 = 000000000
高知ファイティングドッグス 3 = 01000110×
勝利投手 吉川(13勝5敗)
敗戦投手 福田(9勝5敗1S)
本塁打 (高)中村8号ソロ、カラバイヨ18号ソロ
国本、先制弾含む2打席連発!(香川3勝2敗1分、高知、239人)
香川オリーブガイナーズ 5 = 010220000
高知ファイティングドッグス 1 = 000001000
勝利投手 高尾(10勝5敗)
敗戦投手 山中(6勝8敗1S)
セーブ 橋本(5勝3敗12S)
本塁打 (香)国本2号ソロ、3号2ラン
<順位表> 勝 負 分 勝率 差 残
1.高知 18 11 6 .621 5
2.香川 18 12 5 .600 0.5 5
3.長崎 15 13 4 .536 2.0 8
4.福岡 17 16 1 .515 0.5 6
5.徳島 11 19 5 .366 4.5 5
5.愛媛 11 19 3 .366 0 7
<9月16日(水)の予定> ( )内は予告先発
鳥栖市民球場 福岡(渡邊)−長崎(藤岡) 13時