四国・九州アイランドリーグは、最後に残っていた2試合を終了し、2009シーズン前後期の全日程を終了した。後期は高知が7期ぶりに優勝。香川は前後期とも2位に入ったものの無冠に終わり、4年連続の年間王者の夢を断たれた。前期優勝の長崎は後期は勝率5割で4位。徳島は昨年の後期から3期連続の最下位に沈んだ。2009年の年間王者をかけたリーグチャンピオンシップは長崎と高知による組み合わせで26日に高知球場(12時)で開幕する。
 個人タイトルでは高知のベネズエラ人助っ人カラバイヨが打撃2冠(本塁打、打点)を獲得。使用球変更の影響で本塁打が増加する中、リーグ新の18ホーマーを放った。また76打点も歴代最多。首位打者に輝いたのは福岡2年目の中村真崇で、打率.361はこちらもリーグ史上最高だった。投手では吉川岳(高知)が最多勝と最多奪三振の2冠。最優秀防御率は後期よりカープドミニカアカデミーから派遣された徳島・ゲレロが輝いた。前期優勝の長崎からはひとりも個人タイトル獲得者が出なかった。

<個人タイトル> 
(投手部門)
・最優秀防御率
ゲレロ(徳島) 1.69
・最多勝     
吉川岳(高知)、森辰夫(福岡) 14勝
・最多セーブ
角野雅俊(福岡) 18セーブ
・最多奪三振    
吉川岳(高知) 136個

(野手部門)
・首位打者
中村真崇(福岡) .361
・最多打点   
カラバイヨ(高知) 76打点
・最多本塁打  
カラバイヨ(高知) 18本塁打
・最多盗塁   
YAMASHIN(高知)、笠井要一(香川) 41盗塁

◇9月23日(水)
 水口、サヨナラ打(長崎4勝2敗1分、平戸、730人)
愛媛マンダリンパイレーツ  3 = 010200000
長崎セインツ          4 = 011001001×
勝利投手 藤岡(10勝6敗)
敗戦投手 篠原(2勝6敗1S)
本塁打   (愛)大島9号2ラン
       (長)安田5号ソロ、松井3号ソロ
   
 梶原、逆転の3点タイムリー(愛媛3勝4敗1分、平戸、878人)
愛媛マンダリンパイレーツ  4 = 103000000
長崎セインツ          3 = 201000000
勝利投手 近平(12勝7敗)
敗戦投手 上村(3勝4敗7S)
セーブ   入野(2勝0敗8S)
本塁打   (長)末次16号2ラン

<順位表> 勝  負  分  勝率   差
1.高知   22 12  6  .647  優勝
2.香川   20 15  5  .571  2.5
3.福岡   20 18  2  .526  1.5
4.長崎   17 17  6  .500  1.0  
5.愛媛   15 21  4  .416  3.0
6.徳島   12 23  5  .343  2.5

 9月の月間MVP賞、ファン投票実施!
【投票期間】 
 9月30日(水)まで
【投票方法】 
 E-mail(tohyo@iblj.co.jp)またはFAX(087-825-9961)を四国・九州アイランドリーグ事務局に送信
 チーム名、選手名、選んだ理由を明記してください。
 投票の結果を踏まえて、投手1名、野手1名のMVP選手が決定します。