初めまして。スタッフAです。今月で入社して3カ月が経ちました。入社したての頃は、コピー機の扱い方や電話の取り方で四苦八苦していましたが、最近は初めの頃に比べると落ち着いて目の前のことに取り組めるようになりました。記念すべき第1回目の更新ということで、入社初日に編集長に頂いた言葉について書きたいと思います。

 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。

 年齢を重ねるにつれ、分からないことを正直に「分かりません、教えてください」とは言いにくくなっていきます。それは“知りたい”よりも“恥ずかしい”が勝ってしまうからではないでしょうか。

 学生時代のことを思い返してみると、私にもそんな時期がありました。授業中に教授が「分からないことある人?」と質問しても誰も手を挙げない。私もその中のひとりだったのです。恐らく、私が手を挙げて質問したことは一度もありません。

 分からないことを聞かなかったせいで、大失敗をしたことがあります。3年前に、ツアーガイドのアルバイトをしていた時のことです。2カ月間の研修を経て、初めてお客さんの前に立った時、経路をきちんと確認しなかったせいで、道を間違えてしまうという大失態をおかしてしまいました。前日、先輩たちと最終確認をしていた時に、分からないことがあったのにもかかわらず、今更聞いたら怒られるかな、と思い聞くことができませんでした。この日の経験を通じて、分からないことをそのままにしておく恥ずかしさに初めて気が付くことができました。

 分からないことは恥ではなく、新しい知識が身に付く絶好の機会です。そう考えるだけで、聞くことに対しての後ろめたさが不思議となくなります。

 編集長からの一言で、改めて分からないことを聞くことの大切さに気が付きました。この先も編集長に頂いた言葉を大切にし、日々成長していきたいと思います。

(スタッフA)


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