事務所のある四谷界隈を歩くと、「国立競技場近し」の文字が入った分譲マンションや賃貸マンションの看板が目に付く。5年後に迫った東京オリンピック・パラリンピックを見据えての販促活動だろう。

それに伴い、地価や家賃もどんどん上がっている。東京はミニバブルの様相を呈しているようだ。

心配なのはオリンピック・パラリンピックが終わった後だ。吉田拓郎の歌ではないが“祭りのあとの寂しさは”なんてことにならなければいいが……。

前回の東京オリンピックでも、開幕後は公共投資と民間企業の設備投資が急減して不況に突入している。果たして、歴史は繰り返されるのか……。複雑な思いで四谷界隈を歩く、今日この頃である。

(編集長N)

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