GW真っ只中ですが、読者の皆様はいかがお過ごしですか? 弊社は暦通り営業しておりますので、本日現在、GWの実感が全くございません。明日からの4連休は思い切り楽しみたいと思っております。

 先日、編集長、Iさんと3人でお客様との打ち合わせのため、外出する機会がありました。

「16時には会社を出るから、それまでに忘れずに資料を用意するようにね」
「はい、分かりました」
「Hはすぐに忘れるんだから慌てずにね。Iはいつも準備が遅いんだから16時には出られるようにね」
「は、はい…」

 編集長に念押しされていたにも関わらず、私は会社を出る寸前の玄関で、資料を一つ忘れたことに気づき、慌てて用意する始末でした。また、Iさんも編集長にあんなに口酸っぱく言われていたにも関わらず、玄関を出るところでトイレに入ったりして出発が少し遅れてしまいました。

 恐る恐る編集長の顔を覗くと、怒りに満ちた顔で、市川海老蔵張りの“にらみ”を利かせています。さらに、東京駅までのタクシーの中で、編集長から長い長いお叱りを受けることになったのでした。

 一つ目のお客様との打合せが早く終わったため、次の打合せを早めてもおうと、編集長しか知らないお客様に電話をお願いしました。

「あれ、携帯がないなぁ… あれ~おかしいなぁ…」
「編集長、カバンの奥の方じゃないですか?」
「いや、ないんだよ」
「スーツのポケットの中じゃないですか?」
「見たけどないんだよ…」
「打合せした会議室に忘れてきたんじゃないんですか!?」
「携帯を出した記憶がないからなぁ…」
「まさか、私達に忘れ物するなと怒った編集長が事務所に忘れてくるはずないですよね?」
「ねんのため、事務所に電話してみて」
「あ・り・ま・し・た」
「事務所にあったか。あ~良かった」

 安堵した編集長が私とIさんの冷たい視線に気づきました。

「俺だってたまにはこういうこともあるよ!」
「たまにですか?…」

 この翌日、編集長はお財布を事務所に忘れ外出されました。翌々日は、また携帯をお忘れになりました…。

(スタッフH)

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