19日、「クラブワールドカップ2009」決勝がUAE・アブダビで行なわれ、欧州代表のバルセロナ(スペイン)が南米代表のエストゥディアンテス(アルゼンチン)を延長戦の末2−1で下し、初のクラブ世界一の座に就いた。

◇12月19日、アブダビ
エストゥディアンテス 1−2 バルセロナ
【得点】
[エ] マウロ・ボセッリ(37分)
[バ] ペドロ(89分)、リオネル・メッシ(延長20分)
 バルセロナは立ち上がりからエストゥディアンテスの素早い出足に押され、なかなか主導権を握れなかった。37分にはマウロ・ボセッリのヘディングシュートで先制を許し、南米王者を追いかける苦しい展開となる。後半開始からはFWのペドロを投入し立て直しに成功するが、ボールを保持しながらエストゥディアンテスの必死の守備の前にゴールを割ることができない。1点が重くのしかかったまま試合終了かと思われた後半44分、相手DFと競り合った浮き球をペドロが頭で押し込み劇的な同点ゴールを奪い、土壇場で試合を振り出しに戻した。

 試合は前後半15分ずつの延長戦に突入し、迎えた後半5分にバルセロナが勝ち越す。右サイドからのクロスにリオネル・メッシが果敢にダイビング。体ごとゴールに突進するように、ボールをゴールにねじこみ貴重なゴールをあげた。この1点を残り10分で守りきったバルセロナがクラブ創設110年の節目の年に初の世界一を達成し、08−09シーズンで6つ目のタイトルを獲得した。