国際移籍証明書(ITC)の発行が遅れ、7日の開幕戦(対ファジアーノ岡山)に選手登録できなかった愛媛FCのFW福田健二選手が一転、13日のザスパ草津戦から試合に出場できることになった。未だに前所属のギリシャのクラブからITCは届いていないが、Jリーグが特例として暫定的に選手登録を受け付け、国際サッカー連盟にも承認された。草津戦で福田はスタメン出場する予定で、実際にピッチに立てばベガルタ仙台に在籍していた2003年12月14日(天皇杯3回戦、対新潟)以来、2281日ぶりの国内でのプレーとなる。
 待ちに待った朗報に福田は「いろいろな人たちのおかげでようやくピッチに立てる権利を得ました。ここからまた、精一杯愛媛FCのために力を尽くします」と喜びのコメントを寄せた。亀井文雄社長も「今朝、FIFAから連絡が来た。Jリーグにも特例を認めていただき、ありがたい」とホッとした様子だった。13日の試合は草津のホーム、正田醤油スタジアム群馬で13時にキックオフされる。