四国・九州アイランドリーグの香川から東京ヤクルトに入団した三輪正義内野手が、9日の阪神戦(甲子園)に「1番・レフト」で出場。1軍初スタメンを果たした。これまで1軍で打席の経験もなかった三輪は初回の第1打席、阪神先発・安藤優也のスライダーをとらえ、センター前へ。プロ初打席で初ヒットをマークした。この出塁を足がかりにヤクルトは1点を奪い、三輪は先制のホームを駆け抜ける。
 さらに3回は安藤のフォークボールにバットを合わせ、再びセンターへ。その後の3打席は快音は聞かれなかったものの、5打数2安打の内容でトップバッターとしての役割を充分に果たした。また、慣れない外野の守りも7度の守備機会を無難にこなす。最後は9回2死から平野恵一のレフトフライを三輪ががっちりつかんで、ヤクルトは8−3で勝利した。

 今季はオープン戦での活躍と俊足を買われ、NPB3年目にして初の開幕1軍入り。3日の横浜戦では1点を追う最終回、1塁走者の代走として出場し、二盗を決めて相手バッテリーにプレッシャーをかけた。これが川本良平の逆転サヨナラホームランにつながった。現在、ヤクルトは2年連続盗塁王の福地寿樹が左ふくらはぎを痛めて登録を抹消されている。三輪はその代役として結果を残したことで、今後も起用の機会は増えていきそうだ。

【関西独立リーグ】

 金程煥、サヨナラ打! うれしい初白星(コリア1勝、大東龍間 53人)
明石レッドソルジャーズ 3 = 100200000
コリア・ヘチ         4 = 000011101×
勝利投手 宋ボラム(1勝1敗)
敗戦投手 佐藤(0勝1敗1S)

 今村、1安打完封(神戸1勝、三田城山、152人)
紀州レンジャーズ     0 = 000000000
神戸9クルーズ      15 = 52230201×
勝利投手 今村(1勝0敗)
敗戦投手 川本(0勝1敗)