2月24日に開催される横浜国際女子駅伝(横浜赤レンガ倉庫発着・6区間42.195キロ)の概要発表と記者会見が12日、東京都内で行なわれた。3年ぶり10度目の優勝を狙う日本チームから選手を代表して、1500メートル日本記録保持者の小林祐梨子(豊田自動織機)、初の代表チーム入りとなる小島一恵(立命大)が会見に出席し、意気込みを語った。
(写真:日本代表チームのメンバーとして期待がかかる小林(右)と小島)
 第26回を迎える今年の大会は、日本、ロシア、米国、中国、エチオピア、モロッコ、ポーランドの7ヵ国のほか、国内の地域選抜7チームを加えた14チームが出場する。
 3年ぶりの優勝を狙う日本は、小林、小島、昨年12月に1万メートルで北京五輪A標準を突破しているママさんランナーの赤羽有紀子(ホクレン)、昨年の大阪世界選手権1500メートル代表の吉川美香(パナソニック)、同世界選手権3000メートル障害代表の辰巳悦加(ノーリツ)らで編成された。

 3年連続のナショナルチーム入りとなる小林は「日の丸をつけてのレースはちょうど1年ぶり。この大会は海外からも強い選手が集まってくるので、日の丸をつけるという喜びだけで走るのではなく、挑戦の気持ちを持って頑張りたい」と意気込みを語り、「今年はオリンピックイヤーなので、それに向けて切り替えたい」と北京五輪への意欲も示した。
 大学駅伝界のエース・小島は「日本代表チームで走れる喜びを感じている。初めてで緊張すると思うが、たくさんの方々の期待に応えられるよう、思いきった走りをして優勝を目指したい」と緊張気味に話した。

 2連覇を狙うロシア、昨年2位と躍進した米国、昨年は13位とふるわなかったものの北京五輪を前に戦力アップが予想される中国など、強敵ぞろい。若い選手が中心のエチオピア、初出場のモロッコも実力は未知数だ。95年以降、3位以内を守っている日本チームが、若手からベテラン、スピードランナーなどバランスのとれた布陣で、3年ぶり10度目の優勝を目指す。

第26回横浜国際女子駅伝
(横浜赤レンガ倉庫発着・6区間42.195キロ)
2008年2月24日、12:10スタート
<参加チーム>
日本、中国、エチオピア、モロッコ、ポーランド、ロシア、アメリカ、北海道・東北選抜、関東・東京選抜、東海・北陸選抜、近畿選抜、中国・四国選抜、九州選抜、神奈川