30日、「FIVB(国際バレーボール連盟)バレーボールワールドカップ(W杯)2007」(男子)最終ラウンド第1戦が、東京体育館などで行なわれた。日本は強敵・米国と対戦。25−24とセットポイントを得た第2セットさえも奪うことができず、ストレート負けを喫した。
(写真:米国のブロックに苦戦した日本)

米国 3−0 日本
(25−18、27−25、25−19)
 第1セット、序盤は一進一退の攻防が続いたが、中盤から米国の強烈なジャンプサーブが決まり始める。さらに、日本はスパイク、サーブでミスを連発。自らリズムを崩し、7ポイントを差を付けられて落とした。

 第2セットは松本慶彦のブロック、山本隆弘のスパイクなどでの2度の3連続ポイントでリードを奪い、上々の滑り出しを見せた。しかし、中盤以降は得意のブロックで米国にポイントを積み重ねられ、再びサイドアウトの取り合いとなる。

(写真:第2セットは山本の3連続ポイントでセットポイントを得るが……)
 最初にセットポイントを得たのは米国だった。22−22からライリー・サーモンのスパイク、さらには石島雄介のスパイクをウィリアム・プリディがきれいにブロックで止め、24−22とした。しかし、ここでエース・山本がチームを救う。スパイクを2本連続で決めると、プリディのスパイクをブロックで止めた。これで逆に日本はセットポイントを得た。

 だが、またしても米国のブロックが日本の前に立ちはだかる。山村宏太の速攻が止められ、米国にセットポイントが移ると、最後は山本のフェイントがブロックにつかまった。

 第2セットを奪うことができなかった日本は、第3セット、最後まで流れをつかむことができなかった。結局、6ポイント差をつけられて落とし、セットカウント0−3で破れ、3連敗となった。