新エンブレムへ「ときめきを共有できるエンブレムを」 〜東京五輪・パラリンピック〜

(写真:「活発な意見交換ができた」と第1回の会合を振り返る宮田座長)
エンブレム作成へ向け、リスタートを切った。
「東京2020エンブレム選考に向けた準備会」の初会合では、役割や今後のスケジュールなど話し合われた。白紙撤回された旧エンブレムの選考は「機密性を重視しすぎて、透明性が不足していた」と反省点を挙げた。
新たな選考を行う「エンブレム委員会」(仮称)の人選はデザイン関係者に限らず、スポーツ界や文化界など幅広く15〜20名を予定。宮田座長は「準備会はあくまで準備を目的。そのまま委員会にもなります」と準備会メンバーからプラスアルファで選出することを明かした。
新エンブレムについては「なるべく早く決めたい。できれば来春ぐらいまでには……」と語る宮田座長。28日の理事会には委員会の人選を含め、基本方針を提出したい見通し。だが第1回会合から、わずか10日間しかない中でまとめなければならない。
急いてはことを仕損じる――ことだけはないように期待したい。
(文・写真/杉浦泰介)