新エンブレムへ「ときめきを共有できるエンブレムを」 〜東京五輪・パラリンピック〜

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 18日、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は都内で「第1回東京2020エンブレム選考に向けた準備会」を開催した。同会は東京芸術大学の宮田亮平学長を座長とした各界の有識者6人で構成。1日に使用中止を決めた旧エンブレムから選考基準や審査委員会のメンバーの見直しなどを議論する。第2回を21日、第3回を24日に行ない、28日の組織委の理事会で基本方針を提出する予定だ。宮田座長は「オリンピック・パラリンピックが全国で盛り上がり、ときめきを共有できるエンブレム」の選定を目指す。
(写真:「活発な意見交換ができた」と第1回の会合を振り返る宮田座長)
 エンブレム作成へ向け、リスタートを切った。

「東京2020エンブレム選考に向けた準備会」の初会合では、役割や今後のスケジュールなど話し合われた。白紙撤回された旧エンブレムの選考は「機密性を重視しすぎて、透明性が不足していた」と反省点を挙げた。

 新たな選考を行う「エンブレム委員会」(仮称)の人選はデザイン関係者に限らず、スポーツ界や文化界など幅広く15〜20名を予定。宮田座長は「準備会はあくまで準備を目的。そのまま委員会にもなります」と準備会メンバーからプラスアルファで選出することを明かした。

 新エンブレムについては「なるべく早く決めたい。できれば来春ぐらいまでには……」と語る宮田座長。28日の理事会には委員会の人選を含め、基本方針を提出したい見通し。だが第1回会合から、わずか10日間しかない中でまとめなければならない。

 急いてはことを仕損じる――ことだけはないように期待したい。

(文・写真/杉浦泰介)
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