野球・ソフトボールら5競技をIOCに提案 〜2020東京五輪〜

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 28日、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は理事会を行い、国際オリンピック委員会(IOC)に提案する2020年東京五輪の追加競技・種目を決定した。最終選考の残った8競技の中から選ばれたのは野球・ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンの5競技計18種目。来年にリオデジャネイロで行われるIOC総会で正式に決定する。
(写真:検討会議で選考された追加競技・種目を発表した御手洗座長<右>と組織委の森会長)
【IOCに提案する5競技の種目と選考理由】

◇野球・ソフトボール◇
種目:野球(男子)、ソフトボール(女子)
選考理由:野球は国民的スポーツであり、ソフトボールは北京五輪の際に全競技の中継中、最高視聴率を獲得したスポーツ。全国民を熱狂させ、大変な価値を東京2020年大会にもたらすと確信。

◇空手◇
種目:形男女、組手男女3階級
選考理由:空手は日本発祥で世界各地に広まった競技。日本のスポーツ文化を世界に発信し、日本開催ならではの大会イメージを印象付ける。

◇スケートボード◇
種目:ストリート男女、パーク男女
選考理由:ストリートスポーツの代表格として、東京の都会のイメージに合致し、大会に大きな価値を付加。抜群の若者へのアピール力と人気面においても大きな期待ができ、世界における人気を一気に加速し、若者世代へ五輪の勝ちを訴求できる可能性がある。

◇スポーツクライミング◇
種目:ボルダリング・リード・スピード複合男女
選考理由:世界各国のアウトドアブームにおいて、スポーツクライミングはその代表格として成長しており、他のどの五輪競技にも見られない、垂直方向へ登るアスリートの力を競い合うという特徴が、ユニークで全く新しい価値をもたらす。

◇サーフィン◇
種目:ショートボード男女
選考理由:マリンスポーツの代表格として、若者のライフスタイルに大きな影響を与えている。トップアスリートたちはサーフィンを通じ、流行を生み出す存在として、多くの国で若者の絶対的支持を得ている。ビーチで音楽と共に開催される競技は、より一層の祝祭的要素を加えることができる。

(文・写真/杉浦泰介)
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