風がいよいよ冷たくなり、ホット缶コーヒーがおいしい季節になってきました。種類が多くて迷いますが、今のお気に入りは某アイドルグループがCMキャラクターを務めるブランドです。今冬は定期的に飲むブランドを変えて、ベストな1杯を探したいと思います。

 さて、先日、弊社では編集長が昔とった杵柄とばかりにカメラマンにチャレンジしていました。かつてはボクシングの写真が雑誌の表紙を飾ったこともあるそうです。

 実はある取材でスタッフおよび出版社と契約しているカメラマンの方が同行できないこととなり、「臨時のカメラマンを探さなければいけない」と困っていました。そこで編集長がインタビュアー兼カメラマンを買って出てくださったのです。

 編集長の書斎から聞こえる“パシャパシャ”というシャッター音。取材でカメラを使うのは久しぶりとのことで、編集長も“リハーサル”に余念がありません。ついにはスタッフをモデルにした撮影会が始まりました。

「Y.S、ちょっとそこの壁の前に立ってみてくれ」
「ここですか?」
「何やってるんだ。笑顔だよ、笑顔!」

 レンズを人に向けることはあっても向けられることがあまりないので、どうしても笑顔が引きつります。それでもニィっと、僕なりに100点満点のスマイルを披露しました。

「うーん……」と唸る編集長。
「これはどうですか?」とさらに爽やかな笑顔を向ける僕。
「どうもピンとこないんだよなぁ。モデルが悪いのかなぁ」
「ギクっ!」

 編集長は「冗談だよ」と笑っておられましたが、冗談ではないのです。実は僕、最近ふと体重を測ったら、入社当時から10キロ近く増えていたのです(現在も進行形です)。やはりレンズを通しても編集長の観察眼に曇りはないのか……。

 編集長はその後も原稿を1本執筆するごとにカメラを手にとり、フォーカスの調整やシャッタースピードなどを入念に確認されていました。果たして、どんな写真がカメラに収められてくるのか。読者のみなさんも原稿の完成を楽しみにしていてください!

(スタッフY.S.)
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