22日、日本サッカー協会(JFA)はU-21日本代表監督に前川崎フロンターレ監督の関塚隆氏が就任したことを発表した。また、監督就任にあわせて今年11月に中国・広州で行われるアジア大会に出場するメンバーを選出し、南アフリカW杯に帯同したDF山村和也(流経大)、FW永井謙佑(福岡大)らを含んだ20名が発表された。U-21日本代表の最大の目標は2012年ロンドンオリンピックとなり、来年6月に5大会連続出場をかけ、アジア2次予選に挑む。
 関塚氏は鹿島アントラーズコーチなどを経て、04年から川崎の監督へ就任。当時、J2に在籍したクラブをJ屈指の強豪へと育て上げた。若手育成にも定評があり、入団当初は無名だった中村憲剛や鄭大世らを代表レベルの選手へと成長させた。すでにフル代表のコーチとして原博実技術委員長が代行監督を務めた9月4日のパラグアイ戦、7日のグアテマラ戦でベンチ入りしており、アルベルト・ザッケローニ新監督の体制下でもコーチとしてフル代表もカバーしていく。なお、ザッケローニ新監督はU-21代表ではアドバイザー的な役割を果たす予定だ。

<U-21日本代表メンバー20名>

GK
増田卓也(流経大)
安藤駿介(川崎F)
DF
實藤友紀(高知大)
薗田淳(川崎F)
當間健文(鹿島)
比喜祐介(流経大)
鎌田翔雅(千葉)
丸山祐市(明大)
鈴木大輔(新潟)
MF
山崎亮平(磐田)
山村和也(流経大)
金井貢史(横浜M)
水沼宏太(栃木FC)
大塚翔平(G大阪)
東慶悟(大分)
山口蛍(C大阪)
登里亨平(川崎)
FW
永井謙佑(福岡大)
工藤壮人(柏)
富山貴光(早大)