四国・九州アイランドリーグ、香川オリーブガイナーズの前川勝彦が24日、レクザムスタジアムで行われた愛媛マンダリンパイレーツ戦でノーヒットノーランを達成した。アイランドリーグでのノーヒットノーランは2006年6月3日、高知ファイティングドッグスの高梨篤が達成して以来、史上2人目。近鉄、阪神などNPBで10年間プレーした前川はこの試合、6四死球を与えたもの愛媛打線に的を絞らせず、122球を投げて7奪三振を奪う内容だった。前川は今季から香川入りし、ここまで23試合に登板、13勝1敗で防御率1.36はリーグトップの成績をおさめている。現在、後期シーズン首位の香川は2位・愛媛との直接対決を最高の形で勝利し、優勝へのマジックは1に。25日にも、3年ぶり2度目となる前後期制覇が決定する。
【アイランドリーグ】
国本、4安打4打点(香川4勝3敗1分、レクザム、708人)
愛媛マンダリンパイレーツ 0 = 000000000
香川オリーブガイナーズ 8 = 01011230×
勝利投手 前川(13勝1敗)
敗戦投手 入野(7勝6敗1S)
本塁打 (香)大原9号ソロ、国本7号3ラン
高知、年間勝率2位でのCS出場へM1(高知3勝3敗2分、高知、296人)
徳島インディゴソックス 2 = 000000020
高知ファイティングドッグス 7 = 00240010×
勝利投手 山崎(6勝4敗)
敗戦投手 大川(12勝4敗1S)
<順位表> 勝 負 分 勝率 差 残
1.香川 23 10 2 .697 M1 3
2.愛媛 20 12 4 .625 2.5 2
3.徳島 17 15 4 .531 3.0 2
4.高知 15 18 3 .455 2.5 2
5.長崎 11 22 3 .333 4.0 2
【関西独立リーグ】
<前期優勝の神戸が先勝で王手 〜リーグチャンピオンシップ第1戦〜>
関西独立リーグは24日、リーグチャンピオンシップ第1戦が和歌山・紀三井寺球場で行われ、前期優勝の神戸9クルーズが後期優勝の紀州レンジャーズを1−0で下して先勝した。25日の第2戦(兵庫・三田城山球場)で勝てば、年間王者に決定する。関西独立リーグは創設2年目だが、昨年は大阪ゴールドビリケーンズ(今季はJFBLに加入)が前後期を制覇したため、チャンピオンシップが実施されなかった。試合は5回、神戸が三輪匡平の内野安打で1点を先行。これを先発の吉川孝介、抑えの福泉敬大が守りきり、接戦を制した。
◇第1戦
吉川、紀州打線を1安打に封じる好投(神戸1勝、紀三井寺)
神戸9クルーズ 1 = 000010000
紀州レンジャーズ 0 = 000000000
勝利投手 吉川(1勝0敗)
敗戦投手 最上(0勝1敗)
セーブ 福泉(1S)
【BCリーグ】
◇後期
恭史、勝ち越し打で逆転Vへ望み(富山6勝2敗2分、アルペンスタジアム、514人)
石川ミリオンスターズ 3 = 002000010
富山サンダーバーズ 4 = 00020011×
勝利投手 加藤(8勝4敗3S)
敗戦投手 大輔(5勝7敗)
本塁打 (富)成瀬8号ソロ
<順位表>
〜上信越地区(後期)〜
勝 負 分 勝率 差
1 群馬 18 13 2 .581 M1
2 新潟 15 16 2 .484 3.0
3 信濃 12 18 3 .400 2.5
〜北陸地区(後期)〜
勝 負 分 勝率 差
1 福井 17 13 3 .567 M1
2 石川 15 16 2 .484 2.5
3 富山 14 15 4 .483 0
【JFBL】
8回に大逆転、対大阪勝ち越し決定(三重11勝8敗3分、津、515人)
大阪ゴールドビリケーンズ 6 = 000000402
三重スリーアローズ 12 = 00300009×
勝利投手 洪(11勝5敗1S)
敗戦投手 西村(0勝1敗)
本塁打 (三)治下2号2ラン
<順位表> 勝 負 分 勝率 差 残
1.三重 20 25 5 .444 優勝 4
2.大阪 14 31 6 .311 6.0 3