11日14時46分ごろ、東北地方から関東にかけて起きた大地震はマグニチュード8.8を記録し、観測史上国内最大級の規模だった。この地震の影響はスポーツ界にも及んでいる。プロ野球のオープン戦は11日、兵庫県明石市で開催されていた東北楽天−千葉ロッテが8回で打ち切り。強い揺れに襲われた仙台を本拠地とする楽天の選手、関係者は家族らの安否確認に追われた。また、横浜スタジアムで行われていた横浜−東京ヤクルト戦も7回表でコールドゲームとなった。
 12日も関東圏で開催されるオープン戦3試合(東京ヤクルト−北海道日本ハム、千葉ロッテ−埼玉西武、横浜−東北楽天)を含む全6試合の中止が決定。13日の東京ヤクルト−東北楽天戦も行わない。サッカーJリーグは今週末に実施予定だったJ1、J2の第2節全19試合の中止を発表した。節の全試合が中止となるのは93年のJリーグ開幕以来初めて。バレーボールのVリーグや、ハンドボール日本リーグのプレーオフ、WJBL(バスケットボール女子日本リーグ機構)のプレーオフ・ファイナルも取り止めとなった。また公営競技でも大井競馬などがレースを途中で打ち切り。週末の中央競馬全レースが中止になった。