ミネソタ・ツインズの西岡剛が17日、本拠地でのシカゴ・ホワイトソックス戦でスタメン出場。4月7日以来、約2カ月ぶりにメジャー復帰を果たした。「3番・ショート」に入った西岡は8回の第4打席、セカンドへ高く弾む内野安打を放ち、4打数1安打。守っても1失策はあったが、毎回となる11個のゴロを処理した。
 2つの初が重なった復帰戦だった。今季千葉ロッテからポスティング移籍した西岡は開幕から「2番・セカンド」に定着。しかし、セカンドでの守備中に一塁走者のスライディングを受け、左足腓骨を骨折していた。わずか6試合で戦線離脱したため、この試合がようやく本拠地ターゲット・フィールドでの背番号1“初披露”だった。

 さらにショートでのスタメンもメジャー移籍後初。レギュラーのアレクシ・カシーヤが不振に陥っていることから、日本で慣れ親しんだポジションを守った。三遊間を抜けそうな当たりに飛びつき。踏ん張って素早く1塁に送球する場面もあるなど、ケガの影響を感じさせないプレーをみせた。

 ツインズは1−0と接戦を制し、4連勝。まだア・リーグ中地区では最下位に沈むが、状態が上がってきた。スピードスターの復帰で、その勢いをさらに加速させたいところだ。