四国アイランドリーグPlusの後期シーズンは26日、優勝へのマジックを2としていた香川オリーブガイナーズが最終のダブルヘッダーで1勝1敗に終わり、首位で全日程を終えていた愛媛マンダリンパイレーツが4年ぶり2度目の優勝を決めた。前期は2位だった愛媛は後期、開幕から6連勝とスタートダッシュに成功。香川、徳島インディゴソックスが追い上げて三つ巴の戦いとなる中、首位の座を明け渡さず、混戦を制した。年間王者を決めるリーグチャンピオンシップ(5戦制)は29日に松山・マドンナスタジアムでスタートする。
 水口、林の1・2番コンビが計5安打(香川8勝1敗2分、四万十、142人)
香川オリーブガイナーズ  7 = 020201020
高知ファイティングドッグス 2 = 000002000
勝利投手 渡辺(8勝3敗)
敗戦投手 井川(2勝6敗4S)

 連投のプルータ、乱調で大量失点(高知2勝8敗1分、四万十、182人)
香川オリーブガイナーズ  1 = 000000100
高知ファイティングドッグス 7 = 10000060×
勝利投手 山崎(2勝10敗)
敗戦投手 プルータ(0勝1敗1S)

 なお個人タイトルは前期優勝の香川と後期優勝の愛媛の2チームが独占した。投手部門では元千葉ロッテの小林憲幸が2006年のセーブ王以来となるタイトルを2冠(最優秀防御率、最多奪三振)で獲得。広島から派遣された香川・山野恭介が最多勝に輝いた。またオリックス入りしたアレックス(アレッサンドロ)・マエストリは前期で挙げたセーブだけでタイトルを手にした。打撃部門では新人の愛媛・大井裕喜が、元阪神の桜井広大(香川)らを抑えて首位打者に。4年ぶりに全選手が2ケタ本塁打に乗らなかった本塁打王争いは、9月に2本のアーチを描いた愛媛・金城雅也が制した。各タイトルを受賞する選手は以下の通り。

<個人タイトル> 
(投手部門)
・最優秀防御率
小林憲幸(愛媛) 1.91
・最多勝     
山野恭介(香川) 16勝
・最多セーブ
アレックス・マエストリ(香川) 12セーブ
・最多奪三振    
小林憲幸(愛媛) 163個

(野手部門)
・首位打者
大井裕喜(愛媛) .349
・最多打点   
ブレット・フラワー(愛媛) 46打点
・最多本塁打  
金城雅也(愛媛) 7本塁打
・最多盗塁   
水口大地(香川) 37盗塁

<順位表> 勝  負  分  勝率   差 ※全日程終了
1.愛媛   23 14  3  .622  優勝     
2.香川   21 14  5  .600  1.0
3.徳島   21 15  4  .583  0.5
4.高知   7  27  6  .206  13.0