日本独立リーグ・グランドチャンピオンシップ2015は4日、三条パール金属スタジアムで第2戦が行われ、BCリーグ王者の新潟がアイランドリーグPlus王者の愛媛を1-0で下し、連勝で王手をかけた。新潟は4回、満塁から押し出しを選んで1点を先制。この1点を3投手が完封リレーで守り切った。第3戦は愛媛・坊っちゃんスタジアムに場所を移して10日に行われる。

 新潟が今季の最優秀防御率投手・中西啓太の力投で3年ぶりの独立リーグ日本一に、あと1勝と迫った。

 新潟先発の中西は立ち上がりに1死二塁、3回に1死三塁のピンチを招くも、後続を断って先取点を許さない。

 一方、愛媛の先発・伴和馬は3回まで新潟打線をヒット1本に抑えていたが、4回、突如乱れる。2死一塁から2連続四球ですべての塁を埋めると、6番・桑田真樹に対してもフルカウントからストライクが入らない。痛恨の押し出しで1点を献上した。

 中西は毎回のように走者を背負いながら、要所を締め、スコアボードにゼロを重ねる。8回を7安打無失点と相手に流れを渡さなかった。

 新潟は最終回、右の雨宮敬、左の渡邉雄大を投入して虎の子の1点を死守。愛媛は「打とうという意識が強すぎて空回りしている」と弓岡敬二郎監督が嘆いたように打線がつながらず、後がなくなった。

 中西、8回無失点の好投(新潟2勝0敗、パールスタジアム、1,830人)
愛媛マンダリンパイレーツ 0 = 000000000
新潟アルビレックスBC   1 = 00010000×
勝利投手 中西(1勝0敗)
敗戦投手 伴(0勝1敗)
セーブ  渡邉雄(2S)