21日に大村市体育文化センター(長崎)で開幕したロンドン五輪アジア地区予選を兼ねた「FIBAアジア女子バスケットボール選手権」は28日に最終日を迎え、3位決定戦に臨んだ日本(世界ランク15位)は台湾(同22位)に83−56で快勝。来年6月に行なわれる世界最終予選の出場権を獲得した。決勝は中国(同8位)が65−62で韓国(同9位)との接戦に勝利し、2008年北京五輪に続いて2大会連続での五輪の切符を獲得した。
 3勝2敗で予選を突破し、決勝トーナメントに進出した日本だったが、27日の準決勝で中国に破れ、来年のロンドン五輪への出場権を獲得することはできなかった。しかし、この日の3位決定戦では序盤から主将の大神雄子(JX)やこの日最多の25得点をマークした高田真希(デンソー)を中心に次々と得点を重ね、55−19で前半を折り返した。後半には控え選手もコートに立ち、ベンチ入り12人全員得点で実力の差を見せつけるかのように台湾を圧倒。3位を確保し、世界最終予選への切符を手にした。
 来年6月に開幕する世界最終予選には各大陸上位の12チームが出場。アジアからは韓国と日本が出場し、上位5チームにロンドン五輪への出場権が与えられる。