四国アイランドリーグPlusのリーグチャンピオンシップが2日、徳島市のJAバンク徳島スタジアムで第4戦を迎え、前期優勝の徳島が後期優勝の香川を2−1で下し、対戦成績を3勝1敗として初の年間王者に輝いた。徳島は1点ビハインドの5回、國信貴裕のタイムリーで逆転に成功。前日の第3戦に続き、防御率1位の岩根成海、セーブ王の富永一らの継投で1点リードを守りきった。徳島はリーグ創設7年目にして初のチャンピオンシップ出場。第1戦を落としたが、その後3連勝で頂点に立った。
 香川は2006年以来、5度目のチャンピオンシップで初の敗退。2年連続の年間王者を逃した。徳島はBCリーグ王者と10月22日より独立リーグ日本一をかけてグランドチャンピオンシップを戦う。

◇第4戦
 山村、攻守に活躍でMVP(徳島3勝1敗、JAバンク徳島、1005人)
香川オリーブガイナーズ  1 = 100000000
徳島インディゴソックス   2 = 00002000×
勝利投手 シモン(1勝1敗)
敗戦投手 大場(0勝1敗)
セーブ   富永(2S)


【BCリーグ】〜地区チャンピオンシップ〜
 2日、BCのリーグ地区チャンピオンシップ第2戦が行なわれた。上信越地区では新潟アルビレックスBCが群馬ダイヤモンドペガサスを8−0で下し、対戦成績を2勝0敗として悲願の地区優勝を果たした。新潟は3回裏、2死一、二塁から5番・平野進也がライト前ヒットを放つと、二塁ランナーが先制のホームを踏んだ。さらに右翼手からの送球をカバーに入った群馬の先発・キムが後逸。この間に一塁ランナーも返り、2点を先制した。5回裏にも平野のタイムリーなどで2点を追加した新潟は、投げては先発・正田樹が6回まで無失点に抑える好投を見せると、間曽晃平も2回を無失点。最後は高津臣吾が2三振を含む三者凡退で切ってとり、初優勝を完封で飾った。

 一方、両者あわせて27安打と打撃戦となった北陸地区は石川が2点ビハインドの7回表、1死から8番・佐竹由匡が三塁打を放つと、9番・富永裕也のタイムリー二塁打で1点差に迫った。さらに1死一、三塁から2番・楠本大樹の犠牲フライで同点とすると、3番・謝敷正吾、5番・笹沢学のタイムリーで2点を追加し逆転に成功した。その後、南和彰、佐藤広樹の救援陣が7回から9回まで福井打線を三者凡退に切ってとる好投を見せ、2点差を守り切った。石川は3季連続となるリーグチャンピオンシップ進出を決めた。

 怒涛の6連勝で後期優勝を果たし、その勢いそのままに悲願のリーグ優勝を狙う新潟と、勝てばリーグ初の連覇となる石川。プレーオフでは初顔合わせとなる両者が対戦するリーグチャンピオンシップは8日に開幕する。

◇上信越地区(第2戦)
 平野、3安打2打点の活躍(新潟2勝0敗、、HARD OFF ECOスタジアム新潟、1,544人)
群馬ダイヤモンドペガサス   0 = 000000000
新潟アルビレックスBC     8 = 00202013×
勝利投手 正田(1勝0敗)
敗戦投手 キム(0勝1敗)
本塁打  (新)福岡1号2ラン

 打撃戦制し、連覇達成(石川2勝0敗、、福井フェニックススタジアム、2,235人)
石川ミリオンスターズ     6 = 020000400
福井ミラクルエレファンツ   4 = 002002000
勝利投手 モタ(1勝0敗)
敗戦投手 森本(0勝1敗)
セーブ   佐藤(2S)