メジャーリーグのプレーオフ・リーグチャンピオンシップは14日、アメリカンリーグで王手をかけていたテキサス・レンジャーズがデトロイト・タイガースに敗れ、V決定は第6戦以降に持ち越しとなった。タイガースは2−2の同点で迎えた6回、先頭打者からヒット、二塁打、三塁打と連打が生まれて勝ち越し。続くデルモン・ヤングがホームランを放ち、4人の打者で“サイクルヒット”を達成する珍しいかたちでレンジャーズを突き放した。レンジャーズの上原は4点ビハインドの7回に登板したものの、ライアン・レイバーンにソロ本塁打を浴び、3分の2イニングを投げて1失点で降板した。上原はプレーオフの登板全3試合でいずれもホームランを打たれており、今後の起用が難しくなりそうだ。同じくレンジャーズの建山義紀には登板機会がなかった。
 またナショナルリーグでは2連敗中のミルウォーキー・ブルワーズがセントルイス・カージナルスに逆転勝ちし、対戦成績で2勝2敗のタイに戻した。ブルワーズは2点ビハインドの展開から4回に追いつくと、5回にライアン・ブラウンのタイムリーで勝ち越し。6回にも相手の失策で1点を加えた。ブルワーズの斎藤隆に出番はなかった。

◇ア・リーグ
 ヤング、2打席連発(タイガース2勝3敗、コメリカパーク)
テキサス・レンジャーズ    5 = 100010021
デトロイト・タイガース     7 = 00110410×
勝利投手 バーランダー(1勝1敗)
敗戦投手 ウィルソン(0勝1敗)
セーブ   コーク(1S)
本塁打  (レ)クルーズ5号2ラン
       (タ)アビラ1号ソロ、ヤング1号ソロ、2号2ラン、レイバーン2号ソロ

◇ナ・リーグ
 ブラウン、4試合で3度目の複数安打(ブルワーズ2勝2敗、ブッシュスタジアム)
ミルウォーキー・ブルワーズ  4 = 000211000
セントルイス・カージナルス  2 = 011000000
勝利投手 ウルフ(1勝0敗)
敗戦投手 ローシュ(0勝1敗)
セーブ   アクスフォード(1S)
本塁打  (カ)ホリデー1号ソロ、クレイグ1号ソロ