四国アイランドリーグPlusは2011年シーズンの年間MVPとベストナイン、後期MVPを発表した。
年間MVPは創設７年目で初の年間優勝に輝いた徳島インディゴソックスから、最多勝（15勝）をあげた大川学史に決定。後期MVPは後期優勝した香川オリーブガイナーズのクローザー、冨田康祐が選ばれた。ベストナインには先のドラフト会議で福岡ソフトバンク育成２位指名を受けた亀澤恭平（香川、遊撃手）、広島から育成２位指名の中村真崇（同、外野手）らが選出された。
他のベストナインは年間MVPの大川はもちろん、首位打者に輝いた古卿大知（愛媛）が４年ぶりに指名打者のポジションで受賞した。捕手の山村裕也（徳島）と三塁手の国本和俊（香川）は２年連続の受賞（国本は昨季、二塁手）。二塁手の國信貴裕（徳島）は３年ぶりに選ばれた。チーム別では後期優勝した香川が最多で５名。次いで年間王者の徳島が３名、愛媛が２名となり、下位に低迷した高知は球団創設以来初めてベストナインが出なかった。また、リーグ最優秀審判には山本哲也氏が２年連続で選ばれた。
＜年間MVP＞
大川 学史（徳島、関商工高−名城大−ヒタチエクスプレス）
22試合 15勝５敗 防御率2.10 109奪三振
＜後期MVP＞
冨田 康祐（香川、PL学園高−青山学院大（中退））
後期 25試合 １勝１敗６Ｓ 防御率0.72、36奪三振
＜ベストナイン＞
【投手】
大川 学史（徳島） 初
【捕手】
山村 裕也（徳島、八木学園高−大阪商大） ２年連続２度目
44試合 打率.319 ２本塁打 23打点
【一塁手】
リ・ミョンファン（香川、大邱高−漢陽大−起亜タイガース） 初
60試合 打率.351 10本塁打 54打点
【二塁手】
國信 貴裕（徳島、山陽高−広島国際学院大−高知−福岡） 初（06年、08年に遊撃手で受賞）
63試合 打率.305 １本塁打 40打点
【三塁手】
国本 和俊（香川、亨栄高−三重中京大） 初（06年に外野手、10年に二塁手で受賞）
63試合 打率.350 ６本塁打 31打点
【遊撃手】
亀澤 恭平（香川、岡山作陽高−環太平洋大） 初
64試合 打率.303 ３本塁打 21打点 26盗塁
【外野手】
島袋 翔伍（香川、中部商高−ビッグ開発ベースボールクラブ） 初
58試合 打率.296 ９本塁打 32打点
【外野手】
中村 真崇（香川、東筑高−立命館大−ＪＲ東海−福岡） 初（09年、10年に一塁手で受賞）
59試合 打率.303 10本塁打 47打点
【外野手】
陽 耀華（愛媛、福岡第一高−福岡経済大−福岡−長崎） 初
62試合 打率.311 ６本塁打 29打点
【指名打者】
古卿 大知（愛媛、柳ヶ浦高−中山製鋼所−日産車体京都−中山硬式野球クラブ−高知） ４年ぶり２度目
57試合 打率.372 ４本塁打 34打点