1日、都内で「日本プロ野球コンベンション2011」が開催され、今シーズン活躍した選手らが表彰を受けた。最優秀選手(MVP)にはパ・リーグではリーグ最多の打率3割3分8厘をマークし、史上2人目となるセ・パ両リーグで首位打者を獲得した内川聖一(福岡ソフトバンク)、セ・リーグではリーグ最多の79試合に登板し、7勝(2敗)10セーブ、45ホールド、防御率0.41をマークした浅尾拓也(中日)が選ばれた。また、最優秀新人にはパ・リーグは牧田和久(埼玉西武)、セ・リーグは、巨人から4年連続となる沢村拓一(巨人)が選出され、同一球団から4年連続の受賞は史上初となった。
(写真:移籍初年度から主力として活躍、チームの8年ぶりの日本一に貢献した内川)
 そのほかの受賞者は次の通り。

【パ・リーグ】
<最優秀選手>    内川聖一 (福岡ソフトバンク) 初
<最優秀新人>    牧田和久(埼玉西武)

<ベストナイン>
投手  田中将大(東北楽天) 初
捕手  細川亨(福岡ソフトバンク) 3年ぶり2度目
一塁手 小久保裕紀(福岡ソフトバンク) 初 ※二塁手で2度
二塁手 本多雄一(福岡ソフトバンク) 初
三塁手 中村剛也(埼玉西武) 2年ぶり3度目
遊撃手 中島裕之(埼玉西武) 2年ぶり3度目
外野手 糸井嘉男(北海道日本ハム) 2年ぶり2度目
     内川聖一(福岡ソフトバンク) 初 ※セ・リーグの一塁手で1度、同外野手で1度
     栗山巧(埼玉西武) 2年連続3度目
指名打者 フェルナンデス(埼玉西武) 初 ※三塁手で1度

<優勝監督賞>    秋山幸二(福岡ソフトバンク)


【セ・リーグ】
<最優秀選手>   浅尾拓也(中日) 初
<最優秀新人>   沢村拓一(巨人)
<最優秀投手>   吉見一起(中日) 初

<ベストナイン>
投手    吉見一起 初
捕手    阿部慎之助 (巨人) 5年連続6度目
一塁手  栗原健太(広島) 初
二塁手  平野恵一(阪神) 2年連続2度目
三塁手  宮本慎也(東京ヤクルト) 初
遊撃手  鳥谷敬(阪神) 2年連続3度目
外野手  長野久義(巨人) 初
       マートン(阪神) 2年連続2度目
       青木宣親(東京ヤクルト) 7年連続7度目


<最優秀監督賞>    落合博満(中日)
<スピードアップ賞>  村田修一(横浜)



<正力松太郎賞>    秋山幸二(福岡ソフトバンク) 20年ぶり2度目
<沢村栄治賞>     田中将大(東北楽天) 初
(写真:最多勝、最優秀防御率などのタイトルを獲得、開幕前の宣言どおり沢村賞に輝いた田中)