27日、第84回選抜高校野球大会の出場32校が決定した。昨秋に行なわれた秋季大会に基づき、各地区から29校が選出。昨年3月の東日本大震災で未曾有の被害を受けた東北地区からは光星学院(青森)、聖光学院(福島)、花巻東(岩手)の3校が選出された。21世紀枠は石巻工(宮城)、洲本(兵庫)、女満別(北海道)の3校が選ばれた。石巻工は部員の多くが津波の被害に遭いながらボランティア活動をするとともに、昨秋の宮城大会で準優勝し、東北大会に出場したことが評価された。初出場した1953年春に全国制覇を果たしている洲本は部員全員が淡路島出身。離島のハンデを克服しながら兵庫大会4強入りを果たした。女満別は全校生徒134人の小規模校。部員19人で北海道大会16強に入った。また、北信越地区から選出された地球環境(長野)は全国で初めて通信制高校の出場となる。
 3月15日に組み合わせ抽選会が行なわれ、21日から12日間にわたって開催される。
 出場32校は次の通り。

<北海道>
北照 2年ぶり4度目

<東北>
光星学院(青森) 2年連続6度目
花巻東(岩手) 3年ぶり2度目
聖光学院(福島) 4年ぶり3度目

<関東>
浦和学院(埼玉) 2年連続8度目
作新学院(栃木) 3年ぶり9度目
健康福祉大高崎(群馬) 初出場
高崎(群馬) 31年ぶり2度目
横浜(神奈川) 2年連続14度目

<東京>
関東一(東京) 4年ぶり4度目

<東海>
愛工大名電(愛知) 7年ぶり9度目
三重(三重) 2年ぶり11度目

<北信越>
敦賀気比(福井) 2年ぶり4度目
地球環境(長野) 初出場

<近畿>
智弁学園(奈良) 11年ぶり8度目
天理 (奈良) 5年連続22度目
履正社(大阪) 2年連続4度目
大阪桐蔭(大阪) 2年ぶり5度目
近江(滋賀) 9年ぶり3度目
鳥羽(京都) 11年ぶり4度目

<中国>
鳥取城北(鳥取) 初出場
倉敷商 (岡山) 22年ぶり3度目
早鞆 (山口) 初出場

<四国>
鳴門(徳島) 32年ぶり7度目
高知(高知) 2年ぶり16度目

<九州>
神村学園(鹿児島) 3年ぶり3度目
九州学院(熊本) 2年連続5度目
別府青山(大分) 初出場
宮崎西(宮崎) 初出場

<21世紀枠>
女満別(北海道) 初出場
石巻工(宮城) 初出場
洲本(兵庫) 26年ぶり3度目