いよいよ今年のK-1最強王者が決定する。
「K-1 WORLD GP 2007 FINAL」(12月8日、神奈川・横浜アリーナ)の直前記者会見が7日、東京・フジテレビ社屋前のイベントスペースにて一般公開で行われ、決勝トーナメントに勝ち残った8名のファイターが、会場に集まった約2000人のファンの前で、大会に受けての意気込みを語った。
(写真:決勝トーナメントに出場する8選手)
 決勝トーナメント準々決勝の組み合わせは、王者セーム・シュルト(正道会館)×グラウベ・フェイトーザ(極真会館)、ジェロム・レ・バンナ(Le Banner Xtreme Team)×チェ・ホンマン(フリー)、バダ・ハリ(ショータイム)×レミー・ボンヤスキー(チームボンヤスキー)、ピーター・アーツ(チームアーツ)×澤屋敷純一(チームドラゴン)。
 史上初となる3連覇を狙う王者セーム・シュルトは、準々決勝に勝てば、準決勝でバンナ×ホンマンの勝者と対戦する。会見では「K-1の王者として今この場にいられることを嬉しく思う。明日はベストを尽くしたい。明日になれば誰が一番なのかはっきりする」と王者の貫録を漂わせた。
 王者返り咲きを狙うレミー・ボンヤスキーは「この場に来られたことにホッとしている。明日は良いし試合をしたい。他のファイターも体の調子を整えて良い試合をして欲しい」と語り、“犬猿の仲”とされる準々決勝の相手バダ・ハリについて質問が飛ぶと「K-1はスポーツなので互いの健闘を願っている。戦いでは自分のベストの力を証明したい。相手を傷つけようという気は全くない」と紳士的な態度を示した。
 日本期待の澤屋敷は、準々決勝で、15年間ベスト8進出を果たしているベテランのアーツと対戦する。、「明日のために色々準備したので、全力を出したい。(会見で対面し)アーツ選手は昔から憧れていた選手なので、嬉しかった」と緊張気味に語り、外国人記者から、アーツ有利という前評判についてどう思うか訊かれると「僕もそう思います」と返し、会場は思わず笑いに包まれた。
 優勝すれば史上初の3連覇となる王者シュルト、王座返り咲きを狙うボンヤスキー&ベテランのアーツ、悲願の初優勝を目指すバンナ、新世代代表のバダ・ハリ、初戦からシュルトという最強の相手と戦うフェイトーザ、シュルトを破ったことのあるホンマン、そして日本期待の新星・澤屋敷……激戦必至の決勝トーナメントを制するのは誰か――。

K-1 WORLD GP 2007 FINAL
2007年12月8日、神奈川・横浜アリーナ
開場16:00 開始17:00

<オープニングファイト>
野田貢(シルバーアックス)×ノエル・カルデット(フランス/ファウコンジム)
ヤン“ザ・ジャイアント”ノルキヤ(南アフリカ/フリー)×キム・ドンウック(韓国/チーム・ベアバトル)
立川隆史(TRYOUT)×キム・キミン(韓国/キョンヒ武芸アカデミー)

<第1試合> ※リザーブファイト
マイティ・モー(アメリカ/フリー)×ポール・スロウィンスキー(オーストラリア/チームミスターパーフェクト)

<第2試合> ※決勝トーナメント準々決勝
ジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner Xtreme Team)×チェ・ホンマン(韓国/フリー)

<第3試合> ※決勝トーナメント準々決勝
セーム・シュルト(オランダ/正道会館)×グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館)

<第4試合> ※決勝トーナメント準々決勝
バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)×レミー・ボンヤスキー(オランダ/チームボンヤスキー)

<第5試合> ※決勝トーナメント準々決勝
ピーター・アーツ(オランダ/チームアーツ)×澤屋敷純一(チームドラゴン)

<第6試合> ※決勝トーナメント準決勝
第2試合の勝者×第3試合

<第7試合> ※決勝トーナメント準決勝
第4試合の勝者×第5試合の勝者

<第8試合> ※スーパーファイト
武蔵(正道会館)×デビッド・ダンクレイド(フランス/ファウコン・ジム)

<第9試合> ※決勝トーナメント決勝戦
第7試合の勝者×第8試合の勝者