福岡ソフトバンクからFA移籍し、シアトル・マリナーズとマイナー契約を結んでいた川崎宗則が27日、メジャーに昇格することが決まった。メジャーリーグでは公式戦ベンチ入り選手はメジャー契約を結んだ40名枠から選ばれる。この日、28日からの日本での開幕戦の出場登録選手28名が発表され、川崎はメンバーに入った。
 川崎はマリナーズに所属するイチローとのプレーを希望し、移籍先を一本に絞って渡米。招待選手としてキャンプに参加し、米国でのオープン戦12試合で打率.387と結果を残して、マイナー契約ながら開幕戦にむけた来日メンバーに選ばれていた。これで28日、29日と東京ドームで開催される開幕2連戦(対オークランド・アスレチックス)ではイチロー、川崎の共演が見られそうだ。

 なお同じくマリナーズの岩隈久志は26日の巨人戦に先発したため、登板はない見込み。米国でのオープン戦4試合で防御率3.75、巨人戦も4回10安打6失点と安定感を欠いており、まずは中継ぎからメジャー1年目のシーズンをスタートする。