大王製紙株式会社のエリエール公式サイト内にて、二宮清純が月1回、アスリートゲストをお招きする対談コーナー「やさしさに包まれて」が好評配信中です。このコーナーでは、各競技からアスリート、元アスリートをお招きし、それぞれのスポーツの魅力を伺いながら、戦いの日々の中でホッと“やさしく”なれる瞬間についてインタビューしていきます。前回の元プロ野球選手・黒木知宏さんに続くゲストは元プロテニスプレーヤーの杉山愛さんです。現在、対談第1回「日本男子がトップ4に入る可能性」を配信中です。

 当サイトでは対談の一部を特別にご紹介します。
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二宮: 早いもので引退して2年半が経つんですね。
杉山: 引退後は生活が一変して、毎日が新鮮でした。引退直後は自分の進む方向性もわからず、突っ走ってきました。おかげさまでいろんな仕事をやらせていただいて、ようやくリズムがつかめてきた感じがします。

二宮: ふとテニスが恋しくなって、現役に戻りたいと思うことはありませんか。
杉山: それは一切ないですね。競争も激しいテニスの世界で10年、トップレベルで戦い続けることはなかなか難しい。そのなかで17年間、大きなケガや病気もなくプレーできました。だから、テニスに関しては完全燃焼した状態です。引退は自分も周囲も納得して、これ以上ないパーフェクトなタイミングでできたと感じています。そう言い切れること自体、選手としては幸せ。おそらくこの先も現役復帰したいと思うことはないでしょうね。

二宮: どの競技の引退した選手に話を聞いても、「客観的に見られるので現役時代とは違う新たな発見がある」との言葉を耳にします。杉山さんの場合は?
杉山: ありますよ。現役時代から、他の選手の試合はよく見ていましたが、やはり、"自分が対戦したらどうするか"という"メガネ"をかけていた。そのことに気づいたのが、何よりの発見でしたね。今はまっさらな気持ちで見られるので、また一段とテニスの深みや面白さが分かってきました。解説をしながら、どうやったらテニスに詳しくない方にも、この魅力を伝えられるかなと考えるのも新たな楽しみになっています。
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 各ゲストとの対談は全4回に渡って更新します。更新は原則として毎週月曜日です。杉山さんとの対談第2回は9日に更新します。どうぞお楽しみに!