2日、バレーボールリオデジャネイロ五輪世界最終予選(男子)が東京体育館で行われた。FIBA世界ランキング14位の全日本男子は、同13位のオーストラリアに0-3で敗れた。これにより2試合を残して、日本の5位以下が確定。五輪出場権獲得条件のアジア最上位、もしくはアジア最上位を除く上位3位に入る可能性はなくなり、2大会ぶりの五輪出場はかなわなかった。

 

日本代表 0-3 オーストラリア代表

(23-25、19-25、27-29)

 

 2008年北京五輪以来の出場を目指した日本だったが、最終戦を待たずして希望は潰えた。

 

 初戦のベネズエラ戦には勝利をしたものの、ここまでの5試合全て第1セットを取られた。2戦目以降の中国、ポーランド、イラン、オーストラリアに4連敗で終わった。

 

 1964年の東京五輪から銅メダル、銀メダル、金メダルと3大会連続で表彰台に上ってきた日本だが、近年は低迷している。ここ20年で五輪には1大会しか出場できていない。

 

 昨年から石川祐希、柳田将洋ら若手選手4人を「NEXT4」として売り出すなど、世代交代を図ってきた。だが、今予選では対アジア全敗に終わり、3戦でストレート負けするなど光明が見えてこない。残り2戦をただの消化試合にせず、次代へのステップボードとしたい。

 

(文/杉浦泰介)