ついに夏の祭典がフィナーレを迎える。日本の期待を背負って最終日に登場するのはマラソン男子日本代表だ。藤原新（ミキハウス）、中本健太郎（安川電機）、山本亮（佐川急便）がロンドンの街を駆け抜ける。藤原はレースを通してハイスピードを維持して上位を狙いたい。また、中本は状況を見極める冷静な走り、山本は持ち前の粘りで先頭集団についていけるか。前回大会のマラソンで日本の入賞者は男女ともにゼロ。今大会もすでに女子が入賞を逃しており、男子で低落傾向に歯止めをかけたい。
　レスリングは男子フリースタイル66キロ級に米満達弘（自衛隊）、同96キロ級に磯川孝生（徳山大職）が出場する。米満は昨年の世界選手権で準優勝。180センチを超えるリーチの長さで相手を制し、素早いタックルで金メダルを目指す。磯川は重量級で16年ぶりの五輪。堅い守備からポイントを重ね、勝ち進めるか。

　また近代五種には、黒須成美（東海東京証券）と山中詩乃（自衛隊）が出場する。同競技に日本の女子選手が出場するのは史上初。黒須は20歳で、山中も21歳と伸び盛り。ひとつでも上の順位を目指し、４年後のリオデジャネイロにつながるレースにしたい。

　新体操のフェアリージャパン（畠山愛理、サイード横田仁奈、深瀬菜月、田中琴乃、三浦莉奈、松原梨恵）はシドニー大会以来、12年ぶりの団体決勝に臨む。これまでの最高成績はシドニーの５位。妖精たちは華やかな演技でこの成績を超えられるか。

＜注目競技のテレビ中継予定＞

【陸上】男子マラソン
18：55〜　NHK総合
【レスリング】　
16：00〜　TBS系列
【新体操】
21：30〜　NHK総合

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