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(写真:新たなJクラブ誕生を喜ぶ村井チェアマン)

 16日、Jリーグ理事会が都内で開かれ、JFLアスルクラロ沼津が来季からのJ3入りが正式に決まった。その他、今季に続き来季もFC東京、ガンバ大阪、セレッソ大阪がJ3にU-23チームを参入させることも発表。これにより来季J3は17クラブとなった。また鈴木啓太氏、山口智氏の功労選手賞表彰を決定した。

 

 9月にJ3クラブライセンスが交付された沼津。今月13日のJFL最終節でファジアーノ岡山ネクストに3-1で勝利を収め、年間順位3位でフィニッシュ。J3昇格条件の年間順位4位以内を満たし、見事J3参入が承認された。

 

 沼津は1977年に沼津アーセナルとして創設。2006年に現在のアスルクラロ沼津に改称。2014年にJFLに昇格し、3年でJ3入りを果たした。U-23日本代表元監督の山本昌邦が役員を務めており、今季は出場こそなかったが元日本代表のFW中山雅史も所属している。

 

 Jリーグの村井満チェアマンは沼津の新規参入に関して、こうコメントした。

「静岡にまた新たなJリーグクラブが生まれました。静岡の東部地区、中東部地区、それから中西部地区、西部地区。文化的にもサッカーに対する思い入れもそれぞれです。さすがサッカーどころの静岡だけあって強固な地盤があるなと認識しています。沼津に関しては、経営陣のサッカーに対しての思い入れ、見識が深いです。スポンサーもしっかりとした後ろ支えをしてくれているということです。スタジアムの問題などさまざまな改善余地は残していますが今のところは大変期待値が高いです。行政もしっかりとコミットしてくれています。私のヒヤリングの時にも副市長も来ていただいて、万全な体制で応援すると言っていただいているので、私の方から懸念事項は特にはありません」

 

(文・写真/大木雄貴)