のみたい後編◆IMG_9164二宮清純: 稲村亜美さんとの野球談義は、そば焼酎『雲海』の「そばソーダ」を飲みながらまだまだ続きます。
稲村亜美: 私、始球式で投げるのはストレートですが、焼酎はソーダ割りの「そばソーダ」が気に入りました!

 

二宮: ランチでも大丈夫でしょう?
稲村: 軽く飲めるので明るいうちから楽しむのにぴったりです。それにしてもお酒を飲みながら野球の話をするなんて、自分も大人になったなぁと実感します。

 

二宮: では稲村さんからリクエストのあったそば焼酎『雲海』黒麹の「そばソーダ」を飲みながら……。
稲村: もう一度プレーボール、ですね!

 

 

球界OBに暴言!?

 

二宮: 稲村さんのテレビ番組というと、去年だったかな「バッティングセンターでホームランを打つまで帰れません」というのを見ましたよ。
稲村: あっ「帰れまサンデー」ですね! あれは結構、大変な収録だったんですよ。

 

二宮: 高木豊さんや宇野勝さんなどOB選手がたくさん出ていましたが、なかなかホームランは出ないものなんですね。
稲村: 本当に大変でした。最初、私は「にぎやかし要員」として気楽にやっていたんですが、なかなか出なくて、結局、夜中になって「これはちょっと私も真剣にやらなきゃいけないぞ」となりまして……。

 

二宮: 大変な収録でしたね。
稲村: はい。でもその分、達成感があって楽しかったです。

 

二宮: プロ野球関係者、特に球界OBといえばお父さん以上の年配の方ばかりでしょう。
稲村: はい。みなさん優しいですね。

 

のみたい後編◆IMG_9127二宮: 監督で取材したのは?
稲村: 巨人の高橋由伸監督や中日の森繁和監督などですね。

 

二宮: 森監督なんて球界有数のコワモテですよ(笑)。
稲村: いや、とても優しかったです。「今年も始球式やってくれよ」って気さくに言ってくださって、非常に紳士的な方でした。

 

二宮: 高橋監督は?
稲村: スマートな方でした。私、高橋監督の前で中畑清さんのことを「イモくさい」って言っちゃったんですけど、それがツボにハマったようでめちゃくちゃ笑ってくれたのを覚えています。

 

二宮: え、イモですか?
稲村: MCを担当していた中畑さんとの番組(BSイレブン「中畑清 熱血!スポーツ応援団」17年3月終了)の取材で、中畑さんと高橋監督が並んで「どう亜美ちゃん、2人並ぶと?」みたいに聞かれたんですよ。そこで「高橋監督はおしゃれでスマート、中畑さんはイモくさい」って。

 

二宮: それアウトですよ(笑)。
稲村: いやいや、違うんです(笑)。本当は「中畑さんはドロくさくて、それがステキです」と言いたかったんですけど、いきなり「ドロ」と「イモ」を間違えまして……。

 

二宮: 初回から危険球を放ったようなもんですね(笑)。
稲村: ホント、危うく退場になるところでした。

 

二宮: 他にインタビューした選手や監督で印象に残っている人は?
稲村: 横浜DeNAの井納翔一投手です。

 

二宮: 井納投手、それはどうして?
稲村: 私のピッチングフォーム、実は井納投手とそっくりなんですよ。その話をしたら並んで動画を撮ってくださって……。

 

のみたい後編◆IMG_9146二宮: その動画って見られます?
稲村: スマホに入ってます。これなんですけど、どうですかね。似てますよね?

 

二宮: おお、似てる、似てる。最後の腕のフィニッシュの感じなどそっくりですよ。それにしても改めて見るといいフォームですね。いつだったか槙原寛己さんもテレビで稲村さんのフォームを褒めていましたよ。
稲村: 「ミスターパーフェクト」に褒められるなんて光栄です。

 

沢村賞ジョンソンとの約束

 

二宮: 始球式の最速は103キロでしたっけ?
稲村: そうです。最初の始球式は98キロだったので5キロアップしたことになります。

 

二宮: 目標スピードは?
稲村: 110キロなんですけど、なかなか出ないものですね。

 

二宮: 球速アップのためにトレーニングは?
稲村: してます。あとは取材のときにOBやコーチの方がアドバイスをしてくれて、これがすごく効果的なんですよ。

 

のみたい後編◆IMG_9155二宮: 一番、効いたアドバイスは?
稲村: 東北楽天の投手コーチ、与田(剛)さんの「プレートはまっすぐに踏む」ですね。それまで私はクロスステップ気味だったんですけど、それは軸足のズレが原因だったようです。与田さんに「まっすぐ、平行に踏みなさい」とアドバイスされて、それを意識したら直ったんですよ!

 

二宮: ステップがまっすぐに?
稲村: はい! しかもステップが直ると同時に足の内側に力が入るようになってボールに力が伝わるようになりましたね。

 

二宮: さすがプロのアドバイスですね。
稲村: はい。本当にプロの方ってすごいなと、お話を聞いていても感心することばかりですね。あとは里崎智也さんにボールを受けてもらったことがあるんですよ!

 

二宮: WBCで「世界一」になった名捕手じゃないですか! どうでしたか?
稲村: 里崎さんは投げているこっちを乗せるのがうまいんです。キャッチングもパシーンといい音がするし、「ハイ、ナイスピー!」ってテンポよくボールが返ってきて、投げていて楽しくなるんですね。

 

二宮: なかなかできない経験ですね。
稲村: はい。このお仕事をさせていただいて、本当にプロの方のすごさを実感しています。

 

二宮: ところで稲村さんはどこの球団のファンなんですか?
稲村: えー、どこか特定の球団のファンというのはなくて、12球団全部、野球が好きなんです。

 

二宮: うまく逃げましたね(笑)。でも現場に行くとそうとばかり言ってられないでしょう。
稲村: そうなんですよ。キャンプのときに広島の(クリス・)ジョンソン投手にも「どこのファンなの?」と聞かれました。

 

二宮: なんて答えたんです?
稲村: 同じく「12球団全部です」と言ったら、「それはダメだよ。ひとつに絞らないと」って(笑)。

 

二宮: 広島ならシニア時代のライバル・鈴木誠也選手もいて、ちょうどいいじゃないですか。
稲村: まあ、そうなんですけど……。それで、そのときにジョンソン投手とおもちゃのバットと丸めた紙で対戦したんですよ。で、私がパシーンって痛烈なピッチャー返しを打ったら「オー! シーズン中じゃなくて良かったよ」なんて盛り上がったんですけど、最後にジョンソン投手が握手してくれて、「ありがとうございます」って言ったら、「この握手は契約って意味だからね」と言われました。

 

二宮: 契約?
稲村: 「今年、広島が優勝したら、キミは広島ファンになるんだ。いいね」と念押しされたんです。

 

二宮: 広島の連覇、あり得ますよ。
稲村: ですよねー。だから広島が優勝したら私、広島ファンになるんですけど、ジョンソン投手、契約のこと覚えてるかなぁ。

 

のみたい後編プロフ◆タテIMG_9202女子目線のベストスタジアム

 

二宮: 小中学校で野球をしていた稲村さんですが、プロ野球の思い出は?
稲村: 父が巨人ファンだったから小さい頃、テレビ番組といえば巨人戦でした。私は別の番組が見たくて「野球はもういいよ。さっきまで自分でやってたよ」なんてスネていたもんです(笑)。

 

二宮: アハハハ。野球好きの一家によくある風景ですね。球場観戦は?
稲村: 観戦はありませんが、小学生のときに東京ドームで始球式をしましたよ。

 

二宮: えっ、その頃からすでに始球式ですか!?
稲村: 少年野球チームを始球式に招待するという企画があって、私が小6のときに所属チームが当選したんです。

 

二宮: で、投げたんですか?
稲村: いえ、私はファーストだったので一塁守備についていました。そのときイ・スンヨプさんから手渡されたサインボールは今もちゃんととってありますよ。

 

二宮: 今は仕事でも多くの球場に足を運んでいますが、好きな球場は?
稲村: どこの球場もワクワクしますが、一番は横浜スタジアムですね。イニング間のイベントも多くてお祭り気分になれるし、何よりもトイレがキレイなところがいい。快適なトイレというのは女子としてはポイントが高いんですよ。

 

二宮: カープ女子が多く詰めかけるマツダスタジアムも女子トイレの改装には力を入れてますからね。
稲村: 本当、女子トイレは女性ファンにとって「行く」「行かない」の判断基準になると思いますよ。マツダはまだ行ってないのでぜひ行ってみたいです。

 

二宮: マツダに行ったら名物の「カープうどん」を食べてみてください。おいしいですよ。
稲村: 球場グルメも野球観戦の楽しみのひとつです!

 

二宮: 稲村さんオススメの球場グルメは?
稲村: うーん、神宮、横浜、東京ドーム、どこもおいしい物がたくさんありますが、一番は東北楽天のkoboパークですね。牛タンもおいしいし、球場の外に屋台が出ていて、おいしい上に楽しいという夢のような場所です。

 

のみたい後編◆IMG_9132夢は東京五輪のレポーター

 

二宮: 最近飲んだお酒で、何かエピソードは?
稲村: この前、女子野球選手の人たちと飲みましたよ。片岡安祐美さん、川端友紀さん、加藤優さん、六角彩子さんと一緒でしたが楽しかったですね。

 

二宮: 片岡さんは熊本出身ですから強かったでしょ?
稲村: お酒好きだって言ってましたね。3時間くらい飲んでましたが、とても楽しい時間でした。女子会なんですけど、野球の詳しい話が出たり、あと代表戦にかける熱い思いだったり、もうあっという間に時間が経っていました。

 

二宮: 「亜美ちゃんも一緒に野球やろうよ」と誘われませんでしたか?
稲村: いや、さすがにもう無理か、と(笑)。私はプレーするのではなく、これからは伝える立場として女子野球も含めて野球の魅力を広めていけたらいいなと思ってます。だから東京オリンピックはとても楽しみなんですよ。

 

二宮: 選手として、ですか?
稲村: アハハ。私も東京都出身ですから、地元で開催されるオリンピックをレポーターなどで関わるのが夢なんです。野球・ソフトボールが復活するので、それはぜひ叶えたいと思っています。

 

二宮: となるとこれから開催までの約3年、みっちりとスポーツレポーターの勉強ですね。
稲村: はい。頑張ります。で、「そばソーダ」のおかわりをいただいていいですか? これ、本当においしいですね。

 

二宮: 次の仕事、大丈夫ですか?
稲村: どんどん舌が滑らかになったような気がします。

 

二宮: そういえば、昔、緊張を紛らわすためにお酒を飲んでマウンドに上がったピッチャーがいました。阪急の今井雄太郎というピッチャーですが……。
稲村: えっ、そんな人がいたんですか!? またプロ野球のこと教えてください!

(おわり)

 

のみたい後編◆IMG_9209<稲村亜美(いなむら・あみ)プロフィール>
1996年1月13日、東京都生まれ。小学1年生から野球を始め、中学時代は地元のシニアに所属した。高校に進学しタレント活動開始後、2014年に講談社主催アイドルオーディション「Miss iD2014」に選出される。15年4月に公開された自動車会社のウェブCMに出演。そこで披露したバッティングが「神スイング」と話題になった。以後、テレビ・ラジオ、グラビア、CMなど各方面で活躍中。2016年女子プロ野球埼玉アストライア神サポーター。始球式では15年、第86回都市対抗野球大会「大阪ガスvs三菱重工広島」を皮切りにプロ野球、女子野球など多くのマウンドに立っている。プロ公式戦では9球団で始球式を行った(4月27日現在)。ファーストピッチを含む自己最速は105キロ。今も握りを覚えている変化球はスライダー(写真)。

 


今回、稲村さんと楽しんだお酒は本格そば焼酎『雲海』。厳選されたそばと、宮崎最北・五ヶ瀬の豊かな自然が育んだ清冽な水で丁寧に造りあげた深い味わい、すっきりとした甘さと爽やかな香りが特徴の本格そば焼酎です。ソーダで割ることで華やかな甘い香りが際立ちます。

提供/雲海酒造株式会社

 

<対談協力>
響カレッタ汐留
東京都港区東新橋1-8-1カレッタ汐留46F
TEL: 050-3469-4508
営業時間: ランチ/11時30分~14時30分(LO14時)、ディナー/月~金18時~23時(LO22時、ドリンクLO22時30分。土曜日は17時から)、日・祝17時~22時(LO21時、ドリンクLO21時30分)
定休日・無

 

◆プレゼントIMG_9219[1]☆プレゼント☆
稲村さんの直筆サインボールを本格そば焼酎「雲海」(900ml、アルコール度数25度)とともに読者3名様にプレゼントいたします。ご希望の方はこちらより、本文の最初に「稲村亜美さんのサインボール希望」と明記の上、下記クイズの答え、住所、氏名、年齢、連絡先(電話番号)、このコーナーの感想や取り上げて欲しいゲストなどがあれば、お書き添えの上、送信してください。応募者多数の場合は抽選とし、当選発表は発送をもってかえさせていただきます。締切は5月11日(木)までです。たくさんのご応募お待ちしております。なお、ご応募は20歳以上の方に限らせていただきます。

 

◎クイズ◎
 今回、稲村さんと楽しんだお酒の名前は?

 

 お酒は20歳になってから。
 お酒は楽しく適量を。
 飲酒運転は絶対にやめましょう。
 妊娠中や授乳期の飲酒はお控えください。


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