J8年目のシーズンに臨む愛媛FCの2013年の新体制がほぼまとまった。クラブOBの石丸清隆新監督率いる今季だが、昨季のキャプテンMF前野貴徳が鹿島アントラーズへ、DF内田健太が清水エスパルスへ、ボランチの田森大己が京都サンガF.C.へとそれぞれ完全移籍。昨季のクラブ得点王、FW有田光希が期限付き移籍期間満了でヴィッセル神戸に戻るなど主力選手が大きく入れ替わる。
 新たに加入するのは9名。愛媛FCユースにも在籍し、名古屋のボランチとして活躍したベテランの吉村圭司や、FC東京で若きストライカーとして期待されている重松健太郎(期限付き移籍)が加わる。また2010年に1年間プレーしたDF小原章吾が復帰。09年には14ゴールを挙げているMF河原和寿が栃木SCから移籍する。20歳のMF松本翔(横浜F・マリノス)、MF伊藤優汰(京都)といった若手も期限付き移籍で譲り受けた。

 チームは既に10日から始動しており、2月5日からは恒例の鹿児島キャンプに臨む。

 なお、昨季限りで契約を更新しない旨を告げられた選手ではFW小笠原侑生、DF高杉亮太が今季からJ2に昇格するV・ファーレン長崎へ。MF大山俊輔はカターレ富山に移る。MF越智亮介はJFLのツエーゲン金沢からJリーガー復帰を目指す。ベテランのFW福田健二、GK川北裕介の新たな所属先は決まっていない。