第3回WBC2次ラウンドが8日、スタートし、1組では1次ラウンドB組2位のオランダ代表が、同A組1位のキューバ代表に6−2で勝利し、決勝ラウンド進出に王手をかけた。オランダは先発のディエゴマー・マークウェルが9安打を浴びながら、6回1失点の粘投。2回にカート・スミスのソロホームランなどで2点を先制すると、6回にはジョナサン・スコープが貴重な3ランを放ち、突き放した。キューバは12安打ながら5併殺の拙攻で9日の敗者復活戦にまわる。
◇1組
 スコープ、3安打4打点と大当たり(東京ドーム)
オランダ代表      6 = 020003010
キューバ代表      2 = 010000100 
(オ)○マークウェル−ボイド−ファンミル
(キ)●ヒメネス−アルバレス−ペドロソ−ゲバラ−N・ゴンサレス−イグレシアス−カスティーヨ
本塁打 (オ)スミス1号ソロ、スコープ2号3ラン
      (キ)A・デスパイネ2号ソロ、グリエル1号ソロ

 また1次ラウンドのC組、D組の試合が始まり、C組ではドミニカ共和国代表がベネズエラ代表を9−3で破り、白星発進した。ドミニカはロビンソン・カノの2打席連続のタイムリーなどで序盤に5点をあげて主導権を握り、その後も中押し、ダメ押しと得点を重ねた。D組ではイタリア代表がメキシコ代表に6−5で逆転勝ち。1点を追う9回、アンソニー・リゾが逆転の2点二塁打を放ち、試合をひっくり返した。

◇C組
 カノ、エンカーナシオン、ラミレスの中軸が爆発(ブエルトリコ/ヒラム・ビソーン・スタジアム)
ベネズエラ代表    3 = 002100000
ドミニカ共和国代表  9 = 32001030× 
(ベ)●A・サンチェス−ヒメネス−E・ゴンザレス−チャシーン−ベリサリオ−リンコン
(ド)ボルケス−カストロ−ヘレラ−セベリーノ−ドテル−○ストロップ−バルセロ−カシーヤ−ロドニー
本塁打 (ド)ラミレス1号ソロ

◇D組
 メキシコ、外野守備で痛恨のミス(米国/ソルトリバーフィールズ)
イタリア代表      6 = 200200002
メキシコ代表      5 = 310010000
(イ)マリオッティ−ダシルバ−トラ−パネラティ−○プリエーゼ−Sグリリー
(メ)ロペス−アセベス−ビヤレアル−サラス−●ロモ
本塁打 (イ)ビュテラ1号2ラン