第3回WBCは9日、2次ラウンドでキューバ代表が台湾代表を14−0と圧倒し、決勝ラウンド進出に望みをつないだ。初回、フレデリク・セペダの2ランで先制すると、4回にはヤスマニー・トマスの3ランなどで4点を追加。6回にはホセ・アブレウ、アルフレド・デスパイネの連続ホームランを含む打者一巡の猛攻で8点を奪い、7回コールド勝ちを収めた。
◇1組
 台湾、投手陣崩壊で敗退決定(東京ドーム)
台湾代表         0 = 0000000
キューバ代表     14 = 200408× (7回コールド) 
(台)●羅錦龍−陽耀勲−林イク清−王溢正−曽仁和
(キ)○ベタンコート−N・ゴンサレス−イグレシアス
本塁打 (キ)セペダ1号2ラン、トマス2号3ラン、アブレウ2号2ラン、A・デスパイネ3号ソロ

 また1次ラウンドのD組では米国代表がメキシコ代表に2−5で敗れる波乱があった。先発のR・A・ディッキーが4回4失点と乱調。ライアン・ブラウン、ジョー・マウアー、デイビット・ライトらが中軸に座った打線も相手の小刻みな継投の前に2点を返すにとどまった。同じくD組ではイタリア代表がカナダ代表に14−4と大勝し、2連勝で初の2次ラウンド進出に大きく前進した。オリックスに所属するアレッサンドロ・マエストリが4回途中まで1失点と試合をつくると、打線が爆発。17安打でカナダに10点差をつけ、8回途中でコールド勝ちとなった。

 C組ではプエルトリコ代表がスペイン代表を3−0の完封リレーで降した。広島、横浜DeNAでプレーしたジャンカルロ(ジオ)・アルバラードが先発で4回無失点と好投し、勝利に貢献した。

◇C組
 ベルトラン、先制タイムリー(ブエルトリコ/ヒラム・ビソーン・スタジアム)
スペイン代表      0 = 000000000
プエルトリコ代表    3 = 30000000× 
(ス)●ペレス−サラサール−ゴンサレス−エルナンデス
(プ)○ジオ−バーゴス−Sセデーニョ

◇D組
 コラベロ、4安打4打点(米国/ソルトリバーフィールズ)
カナダ代表       4 = 01000120
イタリア代表     14 = 10401035× (8回コールド)
(カ)●ヒル−マシソン−モルケン−オーモント−ヘンダーソン−スウィンドル
(イ)○マエストリ−クーパー−セラフィニ−スウィーニー−ベンディット

 A・コンザレス、2ラン含む3打点(米国/チェイス・フィールド)
メキシコ代表      5 = 202010000
米国代表        2 = 000100010
(メ)○ガヤード−メンドーサ−ペレス−コボス−ビヤレアル−サラス−Sロモ
(米)●ディッキー−パーキンス−ペスタノ−グレガーソン−コリンズ−シーシェク−ボッグス
本塁打 (メ)A・ゴンザレス1号2ラン