第3回WBCは15日、2次ラウンド2組でドミニカ共和国代表が米国代表を3−1で降し、準決勝進出を決めた。試合は米国が立ち上がりに押し出し四球で1点を先行するも、直後にドミニカがハンリー・ラミレスのソロで追いつく。以降は両投手陣が踏ん張り、1点を争う好ゲームとなった。1−1の均衡が破れたのは最終回。ドミニカは先頭のネルソン・クルーズが二塁打を放つと、代打ウィリー・アイバーが勝ち越し打を放つ。さらにホセ・レイエスのタイムリーが飛び出して、接戦をモノにした。敗れた米国は2次ラウンド突破をかけて、16日にプエルトリコと対戦する。
◇2組
 米国、抑えのキンブレルが誤算(マーリンズ・パーク)
ドミニカ共和国代表  3 = 010000002
米国代表        1 = 010000000
(ド)デドゥーノ−ヘレラ−ドテル−○ストロップ−Sロドニー
(米)ディッキー−グレガーソン−コリンズ−シーシェク−●キンブレル−ボッグス
本塁打 (ド)ラミレス2号ソロ

<日本、ジャイアンツとの練習試合に勝利>

 18日の準決勝に向け、米アリゾナ州で調整中の日本代表は、サンフランシスコ・ジャイアンツと練習試合を行い、6−3で勝利した。1点を先制された直後の3回には、鳥谷敬がセンターの頭上を破る二塁打を放うなど3点をあげて逆転に成功。4回にも中田翔の三塁打で1点を追加すると、5回には阿部慎之助のタイムリー、6回には松井稼頭央の犠牲フライで得点を重ねた。投手陣は昨季の首位打者バスター・ポージーらが並ぶ強力打線に対し、8人のリレーで3点に抑えた。

 田中、先発で2回3安打1失点(スコッツデール)
日本代表              6 = 003111000
サンフランシスコ・ジャイアンツ 3 = 010001001
(日)○田中−山口−牧田−攝津−杉内−能見−沢村−今村
(ジ)●ペティット−キックハム−エドルフセン−プロクター−ランズラー−ラミレス
本塁打 (ジ)ブラウンソロ