3月31日(日)

◇準々決勝
 11安打の猛攻で春初の4強
敦賀気比(福井)   9 = 012201300
聖光学院(福島)   3 = 000000030
【本塁打】
(敦)山田2、喜多

 序盤から猛打をふるい、試合の主導権を握ったのは敦賀気比だった。2回表に先取点を挙げると、3回表には3番・山田誠也(3年)が2ラン、4、6回には9番・岸本淳希(3年)のタイムリー、7回表には山田、喜多に大会史上4度目となる2者連続本塁打が飛び出した。投げてはエース自らも3打点を挙げたエース岸本が、ほぼ完璧なピッチングで聖光学院打線を6回まで散発4安打無失点に抑えた。終盤、リリーフ陣が失点するも、最後は7回から一塁に下がっていた岸本がマウンドに戻り、聖光学院の反撃を止めた。11安打9得点を挙げた敦賀気比が、春は初のベスト4進出を決めた。
 投打に圧倒し、21年ぶりのベスト4
北照(北海道)     0 = 000000000
浦和学院(埼玉)   10 = 20002060×
【本塁打】
(浦)高田

 1回裏、浦和学院は4番・高田涼太(3年)が2試合連続弾となる2ランを放ち、先制する。5回裏には2死二塁から2番・贄隼斗(3年)、3番・山根佑太(3年)の連続タイムリーで2点を追加した。さらに7回裏には、1死から3者連続四球で満塁のチャンスをつかむと、山根が走者一掃となるタイムリー三塁打を放つ。さらに1死一、三塁の場面、5番・木暮騎士(3年)のレフト前への当たりを左翼手が後逸し、2走者に続いて打った木暮も生還。この回、わずか2安打ながら6点を奪った。投げては2年生エース小島和哉が7回までわずか1安打に抑える完璧なピッチングを披露すると、継投した山口瑠偉(3年)も8、9回を三者凡退に切ってとり、北照打線を寄せ付けなかった。投打に圧倒した浦和学院が21年ぶりに準決勝へとコマを進めた。