7チームが計10選手を指名! 〜bjリーグドラフト会議2013〜

(写真:指名された選手と河内コミッショナー<中央>)
今月の合同トライアウトを経て、ドラフト対象となった選手は174名。そのなかからプロへのチケットを手に入れたのは、わずか10名だった。注目を集めたのは新規参入チームの青森ワッツが2巡目で指名した原毅人である。ポジションはガード(G)。3on3の元日本代表という経歴を持つ。
学生時代は東海大学附属相模高校、東海大学でプレーし、大学卒業後は「本場でバスケットの仕事をしたい」という思いからアメリカに1年半留学した。帰国後は主にストリートボール(屋外のコートを使用し、簡略化されたルールの下でプレーされるバスケットボールの一種)の舞台で活躍。3on3(ハーフコートでリングは1つ)の国内最高峰「SOMECITY」に参戦し、昨年は「FIBA 3×3 World Tour 2012」に日本代表として出場した。原は「1対1、シュート力といったところを磨き続けてきた」とストリートでの経験をbjリーグでも生かしていきたいと語った。

(写真:青森から指名を受けた原)
「チームの優勝はもちろん、個人として新人賞を目指せるようなパフォーマンスをしていきたい」
最後に原は力強く今季の抱負を述べ、ルーキーイヤーからの活躍を誓った。
「私もトライアウトの会場で選手たちのプレーを見せていただいた。選手たちからは『プロバスケットボールプレーヤーになるんだ』という熱い気持ちが伝わってきて感動した。選ばれた選手は我々と同じコートに立ち、今度は地元のブースター、また全国のバスケットボールのブースターの方々を感動させる熱いプレーを切に期待している」
河内敏光コミッショナーは、ルーキーたちにこうエールを送った。また、ドラフトで指名されなかった選手にも「あきらめずにチャレンジしてもらいたい」と激励し、今後行われる各チームトライアウトでのbjリーグ入りを期待した。
今季は千葉ジェッツ、宮崎シャイニングサンズがbjリーグから脱退。しかし、新たに青森、奈良が加わったことで、昨季同様に21チームで戦いが繰り広げられる。9回目のシーズンは、10月に幕を開ける。
各チームの指名選手は次の通り。
【バンビシャス奈良】

<2巡目>鈴木達也(拓殖大学)
「ルーキーイヤーではあるが、ルーキーといった動きよりも、ベテラン選手のようなゲームを支配できるプレーヤーを目指して頑張っていきたい」
(写真:身長169センチの鈴木は「ちびっ子たちに夢を与えられるようなプレーヤーになっていく」と語る)
【青森ワッツ】
<1巡目>指名放棄
<2巡目>原毅人(平塚Connections)
「とにかくルーキーらしく、自分らしく精一杯プレーしていきたい」
【群馬クレインサンダーズ】
指名なし
【埼玉ブロンコス】
指名なし
【信州ブレイブウォリアーズ】
<1巡目>鈴木大(信州ブレイブウォリアーズ練習生)
<2巡目> 楯昌宗(055)
【東京サンレーヴス】
指名なし
【高松ファイブアローズ】
指名なし
【仙台89ERS】

「バスケットボールをやらせてもらう機会を与えていただいたので、精一杯頑張っていきたい」
<2巡目>佐藤文哉(仙台大学)
(写真:指名された喜びを述べる和田)
【大分ヒートデビルズ】
指名なし
【大阪エヴェッサ】
指名なし
【秋田ノーザンハピネッツ】
指名なし
【浜松・東三河フェニックス】
指名なし
【滋賀レイクスターズ】

「しっかりコートで自分を表現して、少しでもチームに貢献できるように頑張っていく」
(写真:溝口は「これ(ドラフト)がゴールではない」と気を引き締める)
【島根スサノオマジック】
指名なし
【岩手ビッグブルズ】
指名なし
【富山グラウジーズ】
指名なし
【琉球ゴールデンキングス】
指名なし
【新潟アルビレックスBB】
<1巡目>指名放棄
<2巡目>加藤竜太(新潟アルビレックスBB練習生)
【京都ハンナリーズ】
<1巡目>※溝口秀人指名も抽選により落選
<2巡目>舛田祐介(クラブチームBEANS)
【ライジング福岡】
指名なし
【横浜ビー・コルセアーズ】
指名なし