四国アイランドリーグPlusは2013年シーズンの年間MVPとベストナイン、後期MVPなどを発表した。
 年間MVPは2年ぶりの年間優勝を達成した徳島インディゴソックスから、リーグ2位の打率.332をマークし、外野守備でも貢献した大谷真徳に決定。後期MVPは優勝した徳島で7勝をあげた岩根成海が選ばれた。ベストナインには先のドラフト会議で中日から2位指名を受けた又吉克樹(香川、投手)、オリックスから育成指名された東弘明(徳島、遊撃手)らが選出された。
(写真:大谷はリーグチャンピオンシップでも活躍し、MVPを獲得した)
 ベストナインのその他のポジションでは年間MVPの大谷(外野手)、首位打者の藤長賢司(愛媛、二塁手)が受賞し、本塁打、打点の2冠に輝いた元阪神の桜井広大(香川)も指名打者で2年連続で選ばれた。チーム別では年間王者の徳島が最多で5名。次いで前期優勝の香川と愛媛が2名ずつ、高知が1名だった。

 また、今季から、観客に「お金を払っても見に来てよかった」と思わせるようなプレーをみせた選手を対象に毎月各球団から1名ずつを表彰していた「グラゼニ」賞では、年間グラゼニ賞が決定した。今年は中日にドラフト2位指名され、まさに「ゼニ」をつかんだ選手として、又吉が選ばれた。又吉には野球漫画「グラゼニ」の主人公である凡田夏之介の現在の年俸(3300万円)にちなみ、33,000円が贈られる。

<年間MVP> 
大谷 真徳(徳島、世田谷学園高−立正大)
 70試合 打率.332 3本塁打 41打点

<後期MVP> 
岩根 成海(徳島、出雲西高−帝京大)
後期 11試合 7勝2敗 防御率2.04 51奪三振

<ベストナイン>
【投手】
又吉 克樹(香川、西原高−IPU環太平洋大) 初
 24試合 13勝4敗 防御率1.64 101奪三振
【捕手】
小野 知久(徳島、倉敷商高−IPU環太平洋大−和歌山簑島球友会−香川) 初
 69試合 打率.233 3本塁打 31打点
【一塁手】
大谷 龍次(徳島、樟南高−日立製作所厚木−千葉ロッテ) 初
 80試合 打率.284 8本塁打 50打点 
【二塁手】  
藤長 賢司(愛媛、済美高−大阪体育大) 初(三塁手で1度受賞)
 78試合 打率.349 1本塁打 35打点 18盗塁
【三塁手】  
松嶋 亮太(徳島、浜田高−大分大) 初
 77試合 打率.267 35打点
【遊撃手】  
東 弘明(徳島、八日市南高) 初
 78試合 打率.246 1本塁打 29打点 10盗塁
【外野手】
大谷 真徳(徳島) 初
【外野手】  
高田 泰輔(愛媛、新田高) 2年連続2回目
 78試合 打率.300 3本塁打 41打点 38盗塁
【外野手】
河田 直人(高知、生光学園高−愛知学院大(中退)) 初
 80試合 打率.276 4本塁打 41打点
【指名打者】
桜井 広大(香川、PL学園高−阪神) 2年連続2回目
 78試合 打率.250 10本塁打 59打点

<最優秀審判>
伊藤 寿記(1年目、伊香高−九州総合スポーツカレッジ) 初