2012年に開設したスポーツポータルサイト「Sportsプレミア」では新たなスポーツ記事を連日、配信中です。このサイトではJBpress(日本ビジネスプレス)、講談社、スポーツコミュニケーションズの共同運営により、3社がそれぞれ配信している独自の記事を合わせて読むことが可能になっています。このたびゼンショー協力のオリジナル対談コーナー『虎四ミーティング〜限界への挑戦記〜』が更新されました。元競泳選手の寺川綾さんに続くゲストはソルトレイクシティ、トリノと五輪2大会で入賞したフィギュアスケーターの村主章枝さん。二宮清純とすき家の新商品『とろ〜り3種のチーズ牛丼』を食べながら、ソチ五輪のお話や、フィギュアスケートへの熱い思いを語ってもらっています。
(撮影:金澤智康)
 当サイトでは特別に対談の一部を紹介します。

----------------------------------
二宮: 先月行われたソチ五輪では、男子シングルで羽生結弦選手が見事金メダルに輝きました。一方、女子は浅田真央選手の6位が日本人最高位。団体戦でも日本は5位入賞とメダルを逃しました。今回から採用された団体戦については賛否両論ありますが、村主さんはいかがでしょう?
村主: 団体戦に出場した選手は、その後、個人戦の出場も控えていました。ピークのヤマを2回作らないといけないので、すごく大変だったと思います。1回のピークにヤマを合わせるのでさえ、簡単なことではありません。今回は、普段の大会以上に過度の緊張状態の中に長い間いる状態になっていた。そういった意味でも、選手たちは苦労したと思いますね。

二宮: 集中力を持続するのが難しかったと?
村主: はい。3日くらいであれば、ある程度、調子をキープすることができます。その点、男子は女子よりも日程がつまっていましたから、まだ良かった。女子は10日間ほど空いてしまったので、結構大変だったと思います。

二宮: 個人差があるとは思いますが、一度ピークをつくった後、再度ピークにもってくるのには何日ほど必要なのでしょうか?
村主: フィギュアスケートの場合は、普段ほとんど連戦がないんです。私の場合は、シーズン中でも1カ月に1回がベストです。少なくとも3週間は欲しいですね。グランプリシリーズでそういった日程で挑む選手も稀にいますが、今回のように1、2週間で2度ピークをつくるというのは、体力的にも精神的にも相当負担が大きいはずです。

二宮: これからシングル、団体戦の両方でメダルを狙うとすれば、そうした面も考慮しなければいけませんね。
村主: そうですね。今回は団体戦に出場した選手たちがシングルで苦戦を強いられました。羽生選手もショートプログラム(SP)は良かったのですが、フリーではミスをしています。世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(カナダ)選手にも失敗がありましたね。

二宮: 団体戦でSPとフリーの両方に出場したユリア・リプニツカヤ(ロシア)選手も、シングルでは転倒があった。エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)選手は、その後にケガをしてシングルにすら出られなかった。
村主: 今回の結果を踏まえて、国際スケート連盟(ISU)が今後どういうふうにしていくのか興味深いです。

二宮: ノルディックスキーのジャンプなど他の競技は個人戦の後に、団体戦を行います。フィギュアスケートもそうした方がいいのでは?
村主: そうですね。ただ、テレビ放映の関係などで、やはり一般的にフィギュアの華はシングルとなりがちなので、どうしても団体戦を後に持って来られない事情もあるのだと思います。

>>つづきは「Sportsプレミア」のサイトへ! 下のバナーをクリック!

----------------------------------

 この『虎四ミーティング』のコーナーは月2回更新です。村主章枝選手との対談後編は28日(金)にアップします。どうぞお楽しみに。