3月27日(木)
【高校野球】
◇1回戦
 2発15安打の猛攻で初戦突破
八戸学院光星(青森)   9 = 015002100
横浜(神奈川)       5 = 101100011
【本塁打】
(八)深江、新井徳
 1−1で迎えた3回表、八戸学院光星が試合の流れを引き寄せた。ヒットと2四球で1死満塁とすると、5番・蔡鉦宇(3年)のタイムリーで先制。続く6番・新井勝徳(3年)の犠飛で2点目を挙げた。なおも2死一、二塁。7番・新井勝貴(3年)が四球で出塁し、再び満塁とすると、8番・馬場龍星(2年)、9番・呉屋開斗(2年)の連続タイムリーで3点を追加。この回一挙5得点で、試合の主導権を握る。横浜も3、4回に1点ずつを返し、追い上げを見せるも、6回表には4番・深江大晟(3年)が2ラン、7回表には新井徳にも一発が出て、その差を6点に広げた。横浜は終盤にも得点を挙げるも、3回の大量失点が大きく響き、追いつくことはできなかった。

◇2回戦
 投打に圧倒し、8強一番乗り
神村学園(鹿児島)   0 = 000000000
福知山成美(京都)   12 = 03102141×

 2回裏、福知山成美は1死から3連打で満塁とすると、2死後、1番・西田友紀(3年)が走者一掃となる二塁打を放ち、一挙3点を先制した。その後も小刻みに得点を重ねていく福知山成美。7回裏には再び西田のタイムリーなどで一挙4点を追加した。結局、福知山成美は18安打を放って12得点。投げてはエース石原丈路(3年)が散発5安打シャッアウト。完封勝ちでベスト8進出一番乗りを決めた。

 サヨナラ犠飛で3年ぶりベスト8
駒大苫小牧(北海道)   6 = 105000000
履正社(大阪)       7 = 200003002×

 初回、お互いに先発投手の立ち上がりを攻める。まずは駒大苫小牧が2死二塁から4番・若松大地(3年)のタイムリーで先制した。しかしその裏、履正社は2死ながら満塁とすると、6番・八田夏(3年)の2点タイムリーで逆転した。3回表、駒大苫小牧は2長打を含む5安打の集中打を見せ、一挙5点を奪って再び勝ち越した。一方、履正社は駒大苫小牧の2番手・菊地翔太(3年)、3番手・伊藤大海(2年)に対し、ランナーを出しながらも得点を奪うことができない。しかし、6回裏に3点を返し、履正社が1点差に迫った。そして9回裏、履正社は相手エラーと内野安打で無死一、二塁とすると、8番・立石哲士(3年)が同点タイムリー。なおも無死二、三塁で9番・永谷暢章(2年)が敬遠され、満塁とした。1死後、2番・辻心薫(3年)の犠飛でサヨナラ勝ち。履正社が3年ぶりとなるベスト8進出を決めた。