羽生、シーズン3冠達成! 〜フィギュアスケート世界選手権〜

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 28日、フィギュアスケートの世界選手権がさいたまスーパーアリーナで男子シングルのフリースケーティングが行われた。ショートプログラム(SP)3位の羽生結弦(ANA)が191.35点を叩き出し、合計282.59点で逆転優勝。羽生は世界選手権初の金メダル獲得し、今シーズンはグランプリファイナル、五輪と合わせて3冠を達成した。世界選手権初出場でSP首位の町田樹(関西大)は2位で銀メダルを獲得。3位には、ソチ五輪4位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)が入った。小塚崇彦(トヨタ自動車)は6位だった。
 19歳の若き王者が3度頂点に立った。羽生はシーズン最終戦となる世界選手権を初めて優勝し、GPファイナルと五輪と合わせると、今シーズンの3つ目のタイトルを手中に収めた。シーズン3冠はアレクセイ・ヤグディン(ロシア)以来、史上2人目の快挙だ。

 今大会は最大のライバルである3連覇中のパトリック・チャン(カナダ)が欠場。ソチ五輪金メダリストの面目を保つために求められる結果は表彰台の真ん中に立つことだけだった。

 しかし、羽生は一昨日のSPではミスもあり、3位だった。「フリーでいい成績を出さないといけないので燃えました」。彼の闘志に火が付いた。『ロミオとジュリエット』のメロディーに乗りながら優雅に、そして力強く舞った。

 ソチ五輪のフリーでは失敗した冒頭の4回転サルコー。着氷でバランスを崩しかけたが、こらえた。4回転トーループも成功し、コンビネーションジャンプもすべて着氷させた。「意地と気合でした」と、ミスなくやり遂げた。

 演技を終えキス&クライで採点を待つ。コールされた得点は191.35点。トップの町田をわずか0.35点上回り、暫定1位となった。残り2人の滑走者が羽生、町田を抜くことはできず、7年ぶりの日本開催の世界選手権で日本人がワンツーフィニッシュを果たした。

 若き王者は“凱旋試合”で自らの力を証明した。“羽生時代”の到来を予感させる今シーズンの活躍ぶりだ。「まだ実力的には足りない」。羽生は、更なる高みを目指す。志高き若者が絶対王者への道を突き進む。
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