(写真:今季からDAZNアンバサダーに就任したトーレス<左>とラスベガスでの防衛戦を控える村田)

 スポーツ動画配信サイト「DAZN」が日本でサービスを展開し、2周年を迎えた。6日、DAZNは記者会見を開き、今季からサガン鳥栖でプレーするFWフェルナンド・トーレスのアンバサダー就任を発表した。その他、音楽ストリーミングサービス「Spotify(スポティファイ)」との業務提携を結ぶこと、今季からUEFAチャンピオンズリーグとUEFAヨーロッパリーグの独占放送、ボクシングWBA世界ミドル級王者の村田諒太の2度目の防衛戦の独占ライブ中継が決まったことが発表された。

 

 

 会見に現れたトーレスはDAZNのアンバサダー就任に際し、こう語った。

 

「DAZNファミリーの一員になれて非常に光栄だし、本当に嬉しい。世界のスポーツファンがDAZNを通じて様々なスポーツを見ることができる。このサービスはありがたい。チャンピオンズリーグもヨーロッパリーグも簡単に見ることができるのは本当にすごいと思う。遠方まで行って観戦するのは簡単なことではない。それがDAZNなら簡単に見られるのは、本当にすごいことだと思います」

 

 トーレスはチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグ、両大会のタイトルを獲得した経験を持つ。司会者にチャンピオンズリーグ優勝の感想を聞かれると、こう答えた。

「記憶にあるのは自分が勝った瞬間のこと。負けたことは忘れるようにしています(笑)。チャンピオンズリーグは多くの人が視聴する大会です。素晴らしいチームが参加します。チャンピオンズリーグでもプレーし、ヨーロッパリーグでもプレーできました。私は両方でプレーできて、決勝で勝てたのは本当に光栄なことです。トロフィーを持った時の重々しさを覚えてしまうと、“もう1回、勝ちたい”という気持ちになります。ワンモアチャンスを狙ってみんな、もう1回頑張るんです」

 

 そして、10月21日(日本時間)にラスベガスで行われる2度目の防衛戦に臨む村田諒太も登壇した。

 

 司会者からコンディションについて問われると「実戦練習も始まり、スパーリングも始まり非常に良い状態で過ごせている。この調子でいけば問題ないと思う」と自信に満ちた表情で語った。トーレスも村田の防衛戦を「もちろん、見ます」と微笑んだ。

 

 日本でのサービス開始2周年を迎えたDAZNは世界中のスポーツを視聴できるビッグプラットフォームに成長した。DAZNは世界中で行われているスポーツとファンを結び付けるため、様々なことに挑戦し続ける。

 

(文・写真/大木雄貴)