ニューヨーク・ヤンキースの田中将大が17日、本拠地でのシカゴ・カブス戦に先発し、8回2安打無失点で2勝目をあげた。試合は3−0でヤンキースが勝利した。前日のナイトゲームが雨で流れ、デーゲームでのスライド登板となった田中だが、その影響を全く感じさせず、2試合連続で2ケタ奪三振(10個)を記録。メジャー3試合目で初の無失点ピッチングで相手打線を寄せ付けなかった。
 昼間にもかかわらず、気温4度という悪条件をモノともしなかった。
 立ち上がりこそ初回に1死から際どいコースをボールと判定され、四球を与えたものの、スプリットが低めに決まり、2回から3回にかけては3連続三振を奪う。3回から6回にかけては4イニング連続で三者凡退に仕留めた。

 攻略が難しいとみたカブスはバント攻撃で揺さぶりをかけるが、それも通じない。7回には先頭打者がバントヒットで出塁したが、後続を落ち着いて打ち取り、全く危なげなかった。

 初登板から3試合で28個の三振を奪ったのはヤンキースでは球団記録。田中にとっては、ヤンキースタジアムでは初白星となり、日本時代からの連勝も30に伸びた。