二宮清純: 今回のゲストはお笑いコンビTHE GEESE(ザ・ギース)の尾関高文さんです。尾関さんは広島カープ芸人として知られ、カープ関連の連載を持ち、応援番組にも多数出演されています。今回はセ・リーグ3連覇を雲海酒造の本格芋焼酎『木挽BLUE』のロックでお祝いしましょう!

尾関高文: いただきます! おっと、これはスッキリしていて美味しいですね。これならスイスイ飲めちゃいそうです。カープにはクライマックスシリーズや日本シリーズも勝ってもらって、『木挽BLUE』でお祝いしたいです。

 

 

 

 

 

二宮: 1975年にカープが初優勝した時は敵地・後楽園でした。私も優勝翌日に広島に向かうと、宇品の港でみんなお酒を飲んで大盛り上がりでした。

尾関: 今年もみなさん、楽しそうにお酒を飲んでいましたね。ただ次の日が平日だったこともあり、22時に終わって1時まで騒いで帰っていったらしいですね。タクシーの運転手さんが、そう言っていましたよ。

 

二宮: アハハハ。さて今シーズンのカープは4月下旬に首位に立つと、そのまま独走して優勝しました。尾関さんは優勝が決まった9月26日、ホーム・マツダスタジアムでの東京ヤクルトスワローズ戦を現地で観たそうですね。

尾関: はい。これで胴上げを生で観るのは2度目です。2年前の25年ぶりの優勝を東京ドームで観ました。今年はマジック1になってからマツダスタジアムに行きました。前日の試合に敗れていたので、連敗して優勝を逃していた落胆も大きかったんです。球場内は“いつ優勝が決まるんだ”という雰囲気になっていました。

 

二宮: マジック1で迎えた9月25日の横浜DeNAベイスターズ戦。同点で迎えた8回表、ホセ・ロペス選手に決勝ホームランを打たれて、3対5で惜しくも敗れました。

尾関: 実はそのホームランをキャッチしたのが僕なんです。

 

二宮: えぇっ! それはすごい。レフトスタンド最前列に飛び込むような当たりでしたね。

尾関: はい。近くにいるのはカープファンばかりですから、みんな騒然としていました。周りは“投げ返せ”みたいな目で僕を見ている。でもホームランボールって魅力があるじゃないですか。せっかく捕ったものだから、なかなか捨てられない。

 

二宮: こっそり持って帰った?

尾関: いや、それもちょっとできない空気でしたね。投げ捨てるのはもったいないし、試合に誘っていただいた方が近くにいたので、お渡して一応間を取ることができました。

 

二宮: いい折衷案でしたね(笑)。カープは翌日の試合で、10対0と大勝し、優勝を決めました。

尾関: この日は初回に5得点を挙げて、序盤から優位に試合を進めました。球場の雰囲気も前日の落胆から打って変わって上機嫌でしたね。

 

二宮: 先発の九里亜蓮投手も8回2安打無失点と好投しました。

尾関: ナイスピッチングでした! 前日に九里投手にメールをして、「明日頑張ってね」と送ったら、30秒ぐらいで「絶対勝ちます」と返ってきたんです。“力入り過ぎていないかな”と少し心配もしましたが、しっかり抑えてくれました。

 

二宮: 最終回は守護神の中﨑翔太投手で締めましたが、九里投手は完封しそうな勢いでしたね。

尾関: 普段だったら、緒方孝市監督も最後まで投げさせていたかもしれませんね。

 

 本通りはゾンビ映画状態

 

二宮: この日もレフトスタンドで観ていたんですか?

尾関: 1塁側の内野席で観ていました。応援歌『それ行けカープ』を歌わせていただいているので、それが流れているタイミングでちょっとだけ球場内を回ってみました。すると、みんな優勝しそうで興奮しているので「尾関だ!」と囲まれる。もう既にお祭り騒ぎのような感じでしたね。

 

二宮: この日は危なげない試合で、あとは“最後の27個目のアウトをいつ取るんだ”みたいな空気だったでしょう。

尾関: 本当そういう感じでしたね。周りの大人も子供も。地元優勝は27年ぶりですから、初めての人も多い。家族連れの人が「初めて地元で見るね」という話をされていたので、感慨深いものがありましたね。またチームが勝って優勝するのが一番平和なかたちかなと。

 

二宮: 確かにそれが一番いいですね。前日はヤクルトの結果次第では優勝の可能性がありましたからね。胴上げの瞬間は大盛り上がりだったでしょう。

尾関: 緒方監督の時ももちろん盛り上がりました。でもやっぱりみんなが新井(貴浩)さんの胴上げを待っていたという雰囲気がありました。球場自体が「新井! 新井!」と胴上げを促していました。だから翌日のスポーツ新聞も新井さんの胴上げが1面になっていましたね。

 

二宮: 緒方監督は胸中複雑だったかもしれませんね(笑)。新井選手は今季限りの引退を表明していますから、ファンも特別な思いがあったのでしょう。

尾関: 今季は新井さんに向けての気持ちが強い優勝だった感じはしましたね。

 

二宮: ビールかけには取材などで行かれましたか?

尾関: 優勝特番のテレビ放送があったので、行かなかったんです。でも収録の前に一応街中を見てみたいと思い、マツダスタジアムから本通りまで走りました。10分ぐらいを結構ダッシュしましたね(笑)。

 

二宮: 人だかりができたのでは?

尾関: はい。本通りは既に興奮状態。そこで「尾関がいるぞ!」と、まるでゾンビ映画みたいにすぐに囲まれました。知らない人も「誰だ!」と言いながら集まってくる。とにかく僕のことを知っている人も知らない人も近づいてきて、まるでパニック映画みたいでしたね(笑)。

 

二宮: 尾関さんは背が高いからなおさら目立ちます。その時の様子を映像に収めていたら面白かったですね。

尾関: 一応、その写真を撮ったりはしました。普通にハイタッチし合ったりと、本通りはすごい盛り上がりでしたね。

 

 パッションよりも理屈で勝負!

 

二宮: 尾関さんが選ぶ今シーズンのセ・リーグMVPは誰ですか?

尾関: 捕手として球団最多となるシーズン13本塁打を放った會澤翼選手を推したいですね。

 

二宮: さすが、目の付け所が違いますね。確かにリードだけでなく、打力のある曾澤選手が8番に据えたのは大きかった。終盤のブルペンを支えたヘロニモ・フランスア投手と共に優勝に貢献しました。

尾関: そうですね。あとは59試合に登板したリリーフの一岡竜司投手も安定していました。影のMVPの1人と言えるでしょう。

 

二宮: ところでカープ優勝の4日前には、本職のお笑いでコント日本一を決める大会「キングオブコント」の決勝に出場しました。ネタはコンビのどちらが作られているんですか?

尾関: 2人で話し合いながら作家も入れて、みんなでああだこうだ言って固まったらそれを書いていくみたいな感じですね。

 

二宮: ザ・ギースのコントは結構インテリっぽいところがありますよね。

尾関: 人によっては鼻につくコントと言えるかもしれないですね(笑)。ただ、そういうのが好きで昔からやってきています。僕らは理屈のあるコントしかできない。パッションで笑わせるよりも仕組みで笑わせたいという思いがあります。コンテストではパッションものに負けてしまうこともあるんですけど……。

 

二宮: キングオブコントもそうですが、審査する方も大変でしょうね。

尾関: そうですね。お笑い自体が絶対的な数字で測れるものじゃない。野球のように点が入り、打率や防御率といったデータが出ない。評価を明確にしづらいところがあります。

 

二宮: いわゆる採点競技みたいなもので、好きか嫌いかみたいな部分もある。

尾関: 僕らも割とそういうところでは苦労していますね。キングオブコントは3回決勝に進出していますが、まだ優勝はできていなですから。

 

二宮: でも、決勝進出はベスト10に入っているということ。今回は6位ですから、すごいじゃないですか?

尾関: 本当そうなんです。実はあそこまでいくのが本当に大変ですから。当日のテレビ放送だけ見ると、“優勝できなかった”“決勝のファイナルステージにいけなかった”と、いわゆる“負けた”印象が強い。でも決勝の前にとんでもない戦いがあって、2000組以上が出場する中で選ばれたということを分かって欲しい。こんな弱音を吐くのは恥ずかしいですが……。

 

二宮: 予選もあるんですか?

尾関: はい。1回戦、2回戦、準々決勝、準決勝、決勝と約2カ月かけて争う。だから決勝で負けるのはすごく悲しいですね。何とか今年はカープと一緒に優勝したかったです。

来年、また頑張ってカープとのアベック優勝目指します!

 

二宮: では景気づけにもう1杯いきましょう。

尾関: ぜひ! 『木挽BLUE』を飲みながら楽しい酒を酌み交わせれば、いいネタも浮かんできそうです!

 

(後編につづく)

 

尾関高文(おぜきたかふみ)プロフィール>

1977年8月6日、広島県生まれ。明治大学在学中にお笑いの大会で優勝し、スカウトされる。04年に高佐一慈とTHE GEESE結成。主にボケを担当する。08年にお笑いホープ大賞受賞するなどコントに定評がある実力派。キングオブコントには3度(08年、15年、18年)の決勝進出を果たした。またカープ芸人として知られ、連載コラムを持つ。著書は「芸人と娘」(飛鳥新社)、「やっぱりカープが好きじゃけん」(あさ出版)。ASH&Dコーポレーション所属。身長189cm。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回、齊藤さんと楽しんだお酒は芋焼酎「木挽BLUE(ブルー)」。宮崎の海 日向灘から採取した、雲海酒造独自の酵母【日向灘黒潮酵母】を使用し、宮崎・綾の日本有数の照葉樹林が生み出す清らかな水と南九州産の厳選された芋(黄金千貫)を原料に、綾蔵の熟練の蔵人達が丹精込めて造り上げました。芋焼酎なのにすっきりとしていて、ロックでも飲みやすい、爽やかな口当たりの本格芋焼酎です。

 

提供/雲海酒造株式会社

 

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定休日 日曜日

 

 

☆プレゼント☆

 尾関さんの直筆サイン色紙を芋焼酎「木挽BLUE」(900ml、アルコール度数25度)とともに3名様にプレゼント致します。ご希望の方はこちらのメールフォームより、件名と本文の最初に「尾関高文さんのサイン希望」と明記の上、下記クイズの答え、郵便番号、住所、氏名、年齢、連絡先(電話番号)を明記し、このコーナーへの感想や取り上げて欲しいゲストをお書き添えの上、お送りください。応募者多数の場合は抽選とし、当選発表は発送をもってかえさせていただきます。締切は18年11月8日(木)。たくさんのご応募お待ちしております。なお、ご応募は20歳以上の方に限らせていただきます。

 

◎クイズ◎

 今回、尾関高文さんと楽しんだお酒の名前は?

 

 お酒は20歳になってから。

 お酒は楽しく適量を。

 飲酒運転は絶対にやめましょう。

 妊娠中や授乳期の飲酒はお控えください。

 

(構成・写真/杉浦泰介)


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