ニューヨーク・ヤンキースの田中将大は12日、敵地でのシアトル・マリナーズ戦に先発し、6安打2失点の完投で10勝目(1敗)をあげた。10勝はマーク・バーリー(トロント・ブルージェイズ)に並び、アメリカンリーグトップタイ。日本人でメジャーリーグ1年目に2ケタ勝利をあげたのは、2012年のダルビッシュ有(テキサス・レンジャーズ)以来、6人目となった。この日の田中は序盤3回をパーフェクトに抑える完璧な立ち上がり。8回までスコアボードに0を並べたが、最終回、ロビンソン・カノに2ランを浴び、今季2度目の完封は逃した。しかし、被弾後は連続三振で試合を締めくくるなど、11三振を奪った。
<ダルビッシュ、メジャー初完封>

 テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有は12日、本拠地でのマイアミ・マーリンズ戦に先発し、6安打無失点でメジャー3年目で初完封勝利を収めた。日本人投手で完封勝ちしたのは5月のヤンキース・田中以来8人目。ダルビッシュは過去2度、完全試合やノーヒットノーランまであとひとりの段階まで投げたことがあったが、いずれもヒットを許して降板し、完封も逃していた。この日は毎回のように走者を背負う展開ながら、8回には3者連続三振を奪うなど、終盤までボールの勢いが衰えなかった。これでダルビッシュは7勝目(2敗)となった。