四国アイランドリーグplusの香川から中日に入団した又吉克樹が29日、マツダスタジアムでの広島戦でNPB6勝目(1敗)をあげた。又吉は1−1と同点の9回、4番手で登板。2死後、天谷宗一郎を四球で歩かせるが、直後の二盗をバッテリーを組んでいた松井雅人が刺し、攻撃を終わらせる。すると延長10回、中日は松井佑介の2ランで勝ち越し。打順が巡ってきた又吉もそのまま打席に立ち、フルカウントから中田廉のストレートを叩いてセンター前ヒットを放つ。10回裏もマウンドに上がった又吉は、堂林翔太をスライダーで空振り三振、菊池涼介をライトフライに打ち取り、勝利まであとひとりのところで抑えの岩瀬仁紀に後を託した。中日は岩瀬が最後を締め、3−1で延長戦を制した。
 これで又吉は6試合連続の無失点で、5試合連続で被安打もゼロ。四球で走者を出すケースも見受けられるが、「荒れ球も自分の持ち味」とプラスにとらえて勢いのあるボールを投げ込み、勝ち試合や接戦での登板が増えている。またアイランドリーグではDH制のため打席に立つことがなかったバッティングでも、この日のヒットを含め、通算3打数3安打。少ない打数ながら打率10割と投打に乗っている。

 正田、32イニング連続自責0(愛媛1勝1敗1分、宇和島、324人)
徳島インディゴソックス   0 = 000000000
愛媛マンダリンパイレーツ 1 = 00000001×
勝利投手 正田(4勝0敗)
敗戦投手 山本(4勝5敗)
セーブ   バレンティン(5S)

<順位表> 勝  負  分  勝率   差
1.愛媛    8  2  1  .800
2.徳島    7  4  1  .636  1.5
3.香川    2  5  1  .286  3.0
4.高知    2  8  1  .200  1.5